スポーツ刈りや坊主頭のような短髪の場合、白髪を染めようとすると「白髪染めが地肌についてしまい、頭皮を痛めるのではないか」という心配があります。
また、短髪は髪が立っているため、頭皮に色がついてしまうと、地肌まで染まっていることがバレてしまいカッコ悪いです。
このような不安を解決できる白髪染めがあります。それは、ヘアカラートリートメント(白髪染めトリートメント)です。
このページでは、短髪の人の白髪隠しにヘアカラートリートメントをお勧めする3つの理由についてお伝えします。
このページの目次
ヘアカラータイプの白髪染めと白髪染めシャンプーはお勧めしない
私は短髪の人に、ヘアカラータイプの白髪染めと白髪染めシャンプーをお勧めしません。ヘアカラータイプの白髪染めは、髪や頭皮にダメージを与えるからです。
一方で白髪染めシャンプーは、なかなか白髪が染まらないため、こちらもお勧めしません。
それぞれ詳しくお伝えします。
ヘアカラータイプの白髪染めは危険
ドラックストアで簡単に購入できる白髪染めで、2剤を使い、髪を脱色して髪の内部に色を入れることで白髪を染めるヘアカラータイプの白髪染めは、1度白髪染めをすればしっかり染まります。
しかし、強い薬剤の作用により白髪を染めるため、髪や頭皮にダメージを与えます。
そのため、使用する度にパッチテスト(薬剤によるアレルギーがあるかどうかを調べるテスト)を行う必要があります。
パッチテストをして、異常がみられなければ使用できますが、アレルギー反応がでた場合はその白髪染めは使えません。
また、薬剤によるアレルギーは、たとえば1度目の使用時には反応がなくても、5回、10回と使うことでかゆくなったりカブレたりするようになる可能性があります。使うとき、頭皮がヒリヒリする感覚があるのでしたら、続けて使うのは危険です。
髪が長い場合の白髪染めであれば、髪を持ち上げるようにして白髪染めを使うと、頭皮に白髪染めをつけずに染められるかもしれません。しかし短髪の場合、どうしても白髪染めが頭皮につきます。
ヘアカラータイプの白髪染めが頭皮についてしまうと、毛穴や肌から薬剤が浸透し、アレルギーをおこすことがあります。頭皮がかゆくなるだけでなく、顔や首までかぶれることもあるのです。
さらに短髪は、文字通り髪が短いため、髪の生えている方向にさからって白髪染めを塗ってしまうと、髪の反発で白髪染めが周囲に飛び散ってしまう可能性もあります。
壁や床についてしまった色は落ちません。たとえ新聞を敷いて白髪染めを行なっても、新聞の広さ以上に飛び散るでしょう。
このように、短髪の髪にヘアカラータイプの白髪染めを使うと、頭皮や髪にダメージを与えてしまうことと、家の中を汚してしまう可能性があります。そのため、短髪の白髪染めに、ヘアカラータイプの白髪染めはお勧めできません。
白髪染めシャンプーは染まらない
ネットをみると、短髪の人に白髪染めシャンプーがお勧めであるという記事が目に止まります。しかし私は、短髪の人の白髪染めに白髪染めシャンプーはお勧めしません。なぜなら、なかなか白髪が染まらないからです。
白髪染めシャンプーは、普段のシャンプーを白髪染めシャンプーに替えるだけいいです。使い方も普通のシャンプーと同じ。
そのため、白髪を染めるための新たな手間も時間もかかりません。いつも通りにシャンプーをするだけで良いのです。
とても簡単に使えるため、忙しくて白髪染めをする時間がない人や白髪染めをするための手間をかけたくない人にはとても重宝する白髪染めです。しかも、シャンプーが地肌についても心配ありません。
しかし、デメリットもあります。
それは、白髪がなかなか染まらないことです。5日や10日連続で使っても白髪は目立ちます。1ヶ月くらい続けて染めなければなりません。人によりますが、白髪染めシャンプーを1本使い切っても白髪が隠せない場合もあります。
白髪染めシャンプーは、少しづつ髪に色がつくタイプの白髪染めで、頭皮や髪へのダメージもほとんどありません。そのため、じっくり時間をかけて白髪を隠したい人には良いでしょう。
しかし私は、白髪を隠すまでの時間が1ヶ月くらいかかるのは、長すぎると思います。そのため、白髪染めシャンプーはお勧めできません。
短髪の白髪隠しにはヘアカラートリートメントがお勧め
これまで述べてきた通り短髪の人には、ヘアカラータイプの白髪染めも白髪染めシャンプーもお勧めできません。私が短髪の人にお勧めする白髪染めは、ヘアカラートリートメント(白髪染めトリートメント)です。
ヘアカラートリートメントをお勧めする理由は、3つあります。
理由1:頭皮についても心配ない
ヘアカラートリートメントは、ヘアカラータイプの白髪染めと違い、強い薬剤を配合していません。そのため、髪や頭皮にダメージを与える可能性がほとんどありません。
ヘアカラートリートメントは、髪や頭皮にダメージを与えることとは反対に、髪にハリやツヤをだすトリートメント効果が期待できます。さらに頭皮が健康な状態になるよう働きかける天然成分を配合している商品が多くあります。
ヘアカラートリートメントを使うときは、指を使って頭皮にもみ込むように使ってもかまわないものがあります。そのため短髪の人の、「白髪染めをすると、白髪染めが頭皮についてしまい、頭皮を傷めてしまうのではないか」という心配はほぼないのです。
理由2:1~5回の使用で白髪を隠せる
ヘアカラートリートメントは1~5回くらいの使用で、白髪を隠せます。
ヘアカラートリートメントも白髪染めシャンプー同様、徐々に白髪に色がつきます。使い続けることで少しづつ希望の色に近づいていくタイプの白髪染めです。
ただ、ヘアカラートリートメントは白髪染めシャンプーと比べて、確実に白髪に色がついていきます。私が試したところ、どのヘアカラートリートメントでも3〜5回続けて使うと、ある程度白髪を隠すことができました。
もし、1度の使用である程度白髪を隠したいのであれば、白髪が染まるまでの待ち時間を長くすることでそれが可能となります。
また、すぐに白髪を隠したい場合は、放置時間を1時間くらいにしてください。ヘアカラートリートメントを髪に塗布してから1時間くらい放置すれば、ある程度白髪を隠すことができるからです。
ヘアカラートリートメントは、白髪が一度希望の色まで染まれば、その後は連続で使う必要はありません。1週間に1~2度の使用で希望の色をキープできます。
また、希望の色をキープする際、白髪染めシャンプーを使うことで、ヘアカラートリートメントの使用頻度を減らすこともできます。
理由3:短髪でも飛び散りにくい
ヘアカラートリートメントでしたら、短い髪ならではの髪の弾力による白髪染めの飛び散りを防ぐことができます。
ヘアカラートリートメントは、指を使って直接髪に塗布できます。丁寧にゆっくりもみ込むように使えば、短い髪特有の髪の弾力による反発で白髪染めが飛び散ることを防げるのです。
もし、お風呂でヘアカラートリートメントを使い、バスタブや床、壁に白髪染めが飛び散ったとしても、すぐに洗い流せば汚れは落ちます。安心してお使いください。
短髪の人にはヘアカラートリートメントがおすすめ
これまで述べてきたとおり、2剤式のヘアカラータイプの白髪染めや白髪染めシャンプーは、短髪の人におすすめしません。短髪の人にお勧めなのは、ヘアカラートリートメントです。
ヘアカラートリートメントは、髪や頭皮に良い影響を与え、頭皮についても心配ないため、短髪の人におすすめめできる白髪染めです。
それでも、多くの人は、2剤式の白髪染めを選ぶでしょう。なぜなら、1回で染まり、価格も比較的安いから。
しかし、よく考えてみてください。
その場さえ良ければ、1年後5年後、あなたの髪が薄毛になってもいいのですか? 1回でしっかり染まってお手頃価格だからという理由で、2剤式のヘアカラータイプの白髪染めを使い続ければ、確実に頭皮のダメージは蓄積されていきます。
私はその結果、髪が細くなり、薄毛になりました。あなたに、私と同じあやまちを犯してほしくありません。
もしあなたが、白髪染めに含まれる強い薬剤によるダメージを気にしているのなら、今が、決断する良い機会ではないでしょうか?
お役にたてたら幸いです。