白髪を初めてみつけたときは、ショックを受けるものです。白髪の原因が何であれ、見た目で年をとったと自覚しなければならないからです。
白髪の本数がまだ少なく、ハサミで切ってしまえば済む程度の白髪でしたら切れば良いでしょう。しかしその後、白髪の数は増えていきます。あちらこちらで気になるとハサミで切るだけでは対応しきれません。
白髪が増えて、切るだけでは対応できなくなった場合、白髪を隠すためには髪を染めることが良いでしょう。では、白髪の割合がどの程度になったら白髪染めをすれば良いのでしょうか。
このページでは、初めて白髪染めをするタイミングについてお伝えします。
このページの目次
男性は女性よりも白髪染めをするタイミングが遅い
女性は美意識が高いため、白髪が目立つことを嫌います。そのため、白髪が生えてくると比較的早い段階で何かしらの手段をとり、白髪を隠そうとします。
一方で男性は、女性ほど見た目を気にしない人が多いです。また、自然のままが良いと考える人も多くいます。つまり、白髪を気にしながらもそのままにしてしまう傾向にあるのです。そのため、男性は初めて白髪染めをする時期が遅くなるようです。
以下に、男性が白髪染めデビューをするタイミングが遅れてしまう原因をあげます。これらの原因には対応策があります。原因と対応策を理解して、いつ白髪染めをはじめることが自分にとって良い時期なのか、判断してください。
男性は白髪よりハゲることが心配
男性の場合、白髪は我慢できてもハゲにはなりたくないと思う傾向があります。そのため、「白髪染めが原因でハゲるのではないか」という心配から、白髪染めをしない人もいます。
確かに、強い薬剤を使うヘアカラータイプの白髪染め(髪を脱色しながら染める白髪染め)は1度の使用でしっかり染まりますが、髪や頭皮にダメージを与えます。
ヘアカラータイプの白髪染めは、使い始めは悪影響を感じなくても、使い続けていることで髪が細くなったり薄毛になったりする場合があります。さらに皮膚がカブレたりカユミをともなったりすることもあります。
これらのことを考えると、ヘアカラータイプの白髪染めを使い続けることはあまりお勧めできません。
しかし白髪染めには、ヘアカラータイプの他にヘアマニキュアタイプの白髪染め(髪の表面に色をつけるタイプの白髪染め)があります。そしてヘアマニキュアタイプの白髪染めの中に、ヘアカラートリートメント(白髪染めトリートメント)というものがあります。
ヘアカラートリートメントとは、トリートメント効果が期待できる白髪染めです。ヘアカラートリートメントの多くは、髪や頭皮に良い影響を与える成分を配合しています。育毛効果が期待できるものもあります。
ヘアカラートリートメントを使って白髪染めをすれば、「ハゲたくない」という心配はしなくて良いでしょう。ただ、ヘアカラートリートメントは髪が徐々に染まっていくタイプのため、1回使っただけでは白髪が隠せないというデメリットがあります。
1度でしっかり染めたい人は、髪や頭皮に悪影響を与えることを覚悟する必要がありますが、ヘアカラータイプの白髪染めを使うもの良いでしょう。しかし、髪や頭皮の健康を優先するのであれば、徐々に染まるタイプのヘアカラートリートメントをお勧めします。
白髪染めそのものが面倒くさい
白髪染めをするには、いろいろ準備をしたり時間をかけたりしなければなりません。しかし白髪染めの中には、全く準備や時間をかけずに白髪を隠すことができるものがあります。白髪染めシャンプーがそれにあたります。
白髪染めシャンプーの使い方は、現在使っているシャンプーを白髪染めシャンプーにかえて、普段通りのシャンプーをするだけです。そのため、白髪染めをするための準備もありません。白髪が染まるまでの待ち時間もかかりません。
ただ白髪染めシャンプーは、希望の色に近づくまでに1ヶ月以上かかります。白髪染めシャンプーを1本使い切っても希望の色にならない場合もあります。
そのため白髪染めシャンプーで白髪を隠す場合は、白髪を隠すまでに時間がかかることを承知していなければなりません。
私がお勧めする白髪染めシャンプーの使い方は、一度他の白髪染めで希望の色に染めた後、その色をキープするために白髪染めシャンプーを使う方法です。
たとえばヘアカラートリートメントで染めた場合、普段のシャンプーで染めた色が落ちてしまいます。シャンプーでの色落ちを防ぐために白髪染めシャンプーを使えば、普通のシャンプーを使うときより、長い期間染めた色をキープすることができるのです。
白髪染めを続けることが面倒くさい
白髪染めをして白髪を隠すと、その後白髪が伸びてきたとき、また白髪染めをしなければならないと考えてしまいます。「これから先、白髪染めを続けなければならないのか」と思い、それが負担になるのです。
この思いから、「それでは白髪染めをしないで、このまま白髪頭で良い」と思い、白髪染めをしない選択をするのです。
しかし、白髪染めを続けなければならないという決まりはありません。やめたくなればいつでもやめられます。おそらく心配されていることは、染めた髪と伸びた白髪によるヘアースタイルをどのようにしたら良いのかということではないでしょうか。
これを解決するには、染める色をグレーにしたり、美容院に行って白髪を隠すようにしてもらったりすれば良いでしょう。
周りの視線が気になる
男性が白髪染めをすることを躊躇(ちゅうちょ)する原因の一つとして、白髪染めをしていることがバレると恥ずかしいという気持ちがあります。「〇〇さんは白髪染めをしているのか」と思われたくないのです。
もしかしたら以前は、「あの人は男のくせに白髪染めをしているのか」と思う人がいたかもしれません。しかし現代では白髪染めをしていることは、恥ずかしいことではありません。おしゃれに気を使っているステキな人と思われます。
それでも男性の中には、「私は昔の人間だ」といい、白髪染めをためらう人がいると思います。しかし、周りの人は白髪を隠すことを恥ずかしいこととは思っていないことを知っておくと、気持ちが楽になり白髪染めをはじめることができるでしょう。
白髪染めを始めるタイミングは人それぞれ
このページでは、男性が白髪染めをすることを躊躇する原因とその対応策をお伝えしました。実際にどのタイミングで白髪染めをはじめるかは、人それぞれです。
たとえば白髪の量が増えすぎて、白髪頭でいることが我慢できなくなり染める人もいるでしょう。一方で、白髪頭でいることは平気でも、周りの人から老けて見られることが耐え難い人もいるでしょう。
このように人は、自分の我慢できる範囲を越えるとき、白髪染めを始めます。私の場合は、妻に「染めたほうが良い」といわれたことがキッカケとなりました。
結論として、「いつになったら白髪染めをはじめるのが良いか」という問に対しての答えは、「人それぞれである」となります。自身の気になることが我慢できなくなったときが白髪染めデビューのタイミングとなります。
白髪染めをはじめるタイミングは、めいめいの人が「何を気にするのか」、「何を避けたいのか」、「どのようなキッカケがあるか」などにより決まるといえます。
ただ私は、初めて白髪染めをしたとき、ヘアカラータイプの白髪染めを使ったため、髪が細くなり薄毛になりました。その後いろいろ調べて、ヘアカラートリートメントが良いと思い、今でも使い続けています。
そのおかげか、以前はぺしゃんこであった髪ですが、現在は髪にボリューム感が戻りました。もしあなたがこれから白髪染めを始めるのでしたら、ヘアカラートリートメントをお勧めします。