白髪を染めようと考えるとき、まず思いつくのが「自宅で染める白髪染め」と、「美容院で染める白髪染め」だと思います。
しかし、自宅で染める白髪染めは簡単そうに思えて実は失敗することが多いです。一方で、美容院で染めてもらうには高額な金額がかかります。しかも、どちらも髪を傷めてしまいます。
このような悩みを解決できるものに、白髪染めトリートメントというものがあります。白髪染めトリートメントとは、トリートメントに白髪染め成分を加えたものを指します。白髪染めを行いつつも、トリートメント効果により髪を内部から健康な状態に保つことができます。
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トリートメントとは
さて、そもそもトリートメントとは何でしょう。よく聞く言葉に、「トリートメント」「リンス」「コンディショナー」というものがあります。実は、これらの3点はメーカー間で統一された定義がありません。一般には、リンスとコンディショナーはほぼ同じもので、トリートメントは別ものと考えられています。
まず、リンスとコンディショナーですが、どちらも髪の表面を保護することでパサつきを抑え、髪をなめらかにするものです。あえて違いをいうなら、リンスは髪をすすぎやすくするもので、コンディショナーは髪の傷みを防ぐものといえます。
一方でトリートメントの目的は、髪を内部から健康な状態にすることにあります。有効成分が髪の内部に浸透し、紫外線などで傷んだ髪を補修したり髪の質感をコントロールしたりします。
しかし、リンスやコンディショナーの中にも髪の表面を保護するだけにとどまらず、髪の内部に成分が浸透し、内部から補修するタイプのものもあります。トリートメントにも、髪の内部からの補修にとどまらず、髪の表面を保護する成分が含まれているタイプのものもあります。そういう意味では、どれもほぼ似たものと考えるといいです。
白髪染めと白髪染めトリートメントの違い
白髪染めで髪が染まる仕組みは、髪の内部の色素を脱色し、中に黒色を入れることによって髪が染まります。
一方で白髪染めトリートメントは、髪を脱色せずに表面に色を付けていくタイプです。そのため、白髪染めより色が染まりにくく、2~3週間で色落ちします。
しかし白髪染めトリートメントにはトリートメント効果があるので、髪の傷みなどを補修してくれます。髪の健康を考えた場合、髪を傷める白髪染めより安心して使えます。
メリット:簡単で匂いもなく白髪を染めていることがバレにくい
白髪染めトリートメントは、お風呂でシャンプーした後にいつものトリートメントとして使えるため、とても簡単です。白髪染めとは違い髪のケアができ、パサつき感はありません。
また、白髪染めのように髪の内部を脱色しません。そのため、敏感肌のためにヘアカラーを苦手と考える方でも安心して使うことができます。また、ツンとする匂いもないため、白髪染めの匂いに抵抗を感じている方にもお勧めです。
注意点としては、染めるごとに希望の色に近づいていくため、白髪頭が1日で真っ黒に染まることはありません。そのため、白髪を染めていることが周囲の方にバレにくいという利点もあります。
デメリット:染まりにくく色落ちしやすい
1回の使用では希望の色に染まらないため、何度か続けて使用する必要があります。そのため、すぐに白髪を隠したい人には不向きです。
また白髪染めと比べて色落ちが早く、使うのをやめてしまうと1~2週間で白髪が目立ってきます。しかし、白髪染めトリートメントの中には内部に浸透するものもあるため、そのような商品を使えば色落ちしづらくなります。内部に浸透するとはいっても、脱色するわけではないのでダメージは少ないです。
白髪染めを知られたくない人に最適
これまで述べてきた通り、白髪染めトリートメントは、トリートメントなので内部から髪の健康状態を保ちます。白髪染めのように髪や頭皮を傷めることがありません。また、3~5回続けて使うことで徐々に希望の色に染まります。
そのため白髪染めトリートメントは、髪の健康に気を使っている人や、周囲の方に白髪を染めていることがバレたくない人にはとても重宝な白髪染めといえます。