一般的に40歳、50歳と歳を重ねていくと、白髪が生えていることが当たり前のようになります。
逆に考えると、50歳を過ぎても髪の毛がまっ黒だと、違和感を覚える場合もあるかもしれません。
若々しくみられるために白髪染めを続けて歳を重ねたとき、同年代の人の髪の毛をみると白髪頭の人が多く、自分だけ髪が黒々していて自分の黒髪が年相応でない髪色であることに気がつくこともあるでしょう。
このように、人は、30歳代から40歳代にかけてなら、白髪を染めることで見た目も心も若々しくいられる状況ですが、40歳代後半以降になると、「毛髪に白髪があったほうが自然ではないのか」と思い始める人もいるのです。
それでも、白髪が目立っていると染めたくなる気持ちもわかります。そのような場合は、白髪がわからないようにしっかり黒く染めるのではなく、白髪に少しだけ色をつけて白髪が目立たないようにする、白髪ぼかしが良いでしょう。
このページでは、自宅でできる白髪ぼかしについてお伝えします。
このページの目次
白髪ぼかしとは白髪があまり目立だたないように染めること
白髪ぼかしとは、白髪に少しだけ色をつけて白髪が目立たないように染めることです。
白髪は白くキラキラしているように見えるため、黒髪の中に白髪があると白色と黒色がはっきりわかり白髪が目立ちます。そこで、白髪をグレー色に染めて黒髪の中に白髪があっても目立たないようにするのです。
白髪染めをしてくれる美容院へ行くと、白髪ぼかしもしてくれるところが多くあります。美容院で行う白髪ぼかしは、黒髪は白色へ、白髪は黒色へ近づけることで髪全体を同じような色にぼかしてくれるでしょう。
ただ、実は、美容院で行う白髪ぼかしと同じようなことが、自宅でもできます。使う白髪染めはヘアカラートリートメント(白髪染めトリートメント)です。
ヘアカラートリートメントは、くり返し使うことで白髪が希望の色に染まる白髪染めです。
ヘアカラートリートメントの、「使う度に白髪が少しずつ希望の色に近づく」特徴を利用して、白髪ぼかしをしてみましょう。
そうすることで、黒すぎず白すぎない、年相応の髪色に落ち着くのです。
自宅でできる白髪ぼかし
美容院で行う白髪ぼかしは、多くの場合、ヘアカラータイプの白髪染め(強い薬剤で白髪を染める)を使うため、髪や頭皮を傷めます。
そうはいっても、確かに白髪ぼかしは髪をしっかり染めるときより、白髪染めの使う量は少ないです。そのため、1度の白髪ぼかしで髪や頭皮が受けるダメージは少ないかもしれません。
しかし、何度も白髪ぼかしを繰り返すのであれば、やはり髪や頭皮へのダメージは多くなります。
一方で、ヘアカラートリートメントは強い薬剤を配合していないため、髪や頭皮にやさしいです。ヘアカラートリートメントはもともと、くり返し使うことを前提として開発されている白髪染めなのですから。
先ほどもお伝えしたとおり、ヘアカラートリートメントは、くり返し使うことで白髪が希望の色に染まっていく特徴があります。そのため、白髪の染まり具合を自分で調整することができます。
白髪をある程度残すようにしたいのであれば、染める回数を減らすと良いです。一方で、白髪を黒髪に近づけたければ、くり返し使うことで希望の色になります。
白髪ぼかしの2つのデメリット
私は、白髪ぼかしを自宅で行えば、良い点が多いと考えています。
しかし、メリットがあれば必ずデメリットもあるのもです。
そこで、まずは、自宅でする場合の白髪ぼかしのデメリットを紹介します。
デメリット1:美容院でするより頻度が多くなる
美容院で白髪ぼかしをすると、白髪をグレーに染めます。このとき、髪の内部まで色を入れるため、グレー色が落ちることは少ないです。
一方で、ヘアカラートリートメントは髪の表面に色をつけるタイプの白髪染めです。自宅でヘアカラートリートメントを使って白髪ぼかしをするとき、普段のシャンプーで徐々に色落ちします。
ヘアカラートリートメントで染めた場合、色が持つのは1~2週間です。
そのため、色落ちする度に白髪ぼかしをする必要があります。
ただ、白髪ぼかしは白髪染めとは違い、しっかり染めるわけではないため、気楽にできることは良いといえるでしょう。
デメリット2:染める具合を判断しづらい
自宅で白髪ぼかしをする場合、どのくらい染まるかの判断がしづらいです。
ヘアカラートリートメントを髪に塗布すると、髪全体をヘアカラートリートメントがおおうため、しっかり染まるように感じます。しかし洗い流すと、思うほど染まっていないことがあります。
ヘアカラートリートメントを使う量も判断しづらいかもしれません。また、髪が染まるまでの放置時間も、ヘアカラートリートメントの使用が初めての場合は判断しづらいでしょう。
ただ、このような判断に困ることは、初めだけでしょう。ヘアカラートリートメントを2~3回使ううちに感覚がつかめ、自分の好みに仕上げることができるようになりますから。
自宅で白髪ぼかしするときの6つのメリット
自宅で白髪ぼかしをすることのデメリットをお伝えしましたが、もちろん、良いこともたくさんあります。特に、先ほどもお伝えしている髪や頭皮へのダメージが少ないことは重要です。
ヘアカラートリートメントは髪や頭皮の健康を整える植物由来の自然成分を配合している商品が多くあります。そのため、髪にハリやツヤが戻るように働きかけてくれるのです。
それではここで、髪や頭皮の健康を考えることは大前提として、その他に、白髪ぼかしをすることで得られるメリットを6つ紹介します。
メリット1:白髪染めをしていたことがバレにくい
白髪ぼかしをすることで伸びてきた白髪を染めることができます。
そのため、白髪染めをして髪を黒くしていた場合におこる、伸びてきた白髪が目立ち髪の分けめだけ白い状態になり、白髪染めをしていることがバレるという心配がありません。
メリット2:年相応の自然な髪色になる
白髪ぼかしをして髪に白髪を残すことで、年相応の髪色になります。つまり、見せる白髪を楽しむヘアスタイルが楽しめるようになるのです。
メリット3:白髪を活かしたヘアスタイルを楽しめる
歳を重ねた男性には、「シブい」という表現があります。白髪を活かしたヘアスタイルをすることで、「シブい男性」と呼ばれるようになる可能性が高くなります。
上手に歳を重ねている様子が伺えるため、部下からの信頼が増すかもしれません。
メリット4:白髪をしっかり染めるときより経済的
白髪ぼかしの場合、しっかり染めるときとは違いヘアカラートリートメントをたっぷり使う必要がありません。さらに、白髪ぼかしは、白髪染めと比べて使う頻度が少ないです。
そのため経済的にも有利であるといえます。
美容院へ行く場合はもちろん、自宅でヘアカラートリートメントを使って白髪染めをするときよりも安く済ませることができます。
メリット5:ムラになっても気にならない
自宅で白髪染めをするとき、気になることの一つに、「染め上がりがムラになる」ことがあります。しかし白髪ぼかしの場合、たとえ白髪がムラに染まっても気になりません。
なぜなら白髪ぼかしは、白髪を黒髪の中でぼかして見える状態にすることが目的だからです。
そのため、白髪ぼかしは気楽に行うことができます。
メリット6:自然にやめられる
これから先、歳を重ね白髪ぼかしをやめるときがくるかもしれません。
白髪ぼかしの場合、白髪が生えていることを周りの人は承知しているため、違和感なく自然にやめられることもメリットといえます。
髪の将来を考えるとヘアカラートリートメントがおすすめ
このページでは、自宅でできる白髪ぼかしのメリットとデメリットについてお伝えしました。前述の通り、白髪ぼかしは美容院でするより自宅でしたほうが良いメリットが多くあります。
特に、ヘアカラートリートメントを使って白髪ぼかしをすれば、髪や頭皮へのダメージを最小限におさえられ、髪や頭皮を健康な状態に整えてくれます。
たとえば、1年に10回白髪ぼかしをするとして10年続けると、100回になります。
髪や頭皮への影響を考えると、白髪ぼかしをするときはヘアカラートリートメントを使うことが、髪の将来のための良い選択といえるのではないでしょうか。