ホーユーから発売されている「シエロオイルインヘアマニキュア」は、髪色に上質なツヤと潤いを与えつつ、1度でしっかり染める白髪染めです。
ジアミン系の成分を配合していないため、一般的なヘアカラーでアレルギーが起こってしまった経験がある人でも試すことができます。
ただ、1度でしっかり染められる反面、染料が肌についてしまうと落ちにくい側面もあります。
今回は、近くのドラッグストアでシエロオイルインヘアマニキュアを購入しました。実際に髪を染めてみた結果を報告します。
このページの目次
体験レポート
今回シエロオイルインヘアマニキュアを購入したお店は、地域密着型でチェーン展開しているドラッグストアです。選んだ色は、ダークブラウンです。ブラックがなかったため、色の中で一番暗めの色にします。
箱に入っているもの
箱を開けると、以下のようなものが入っています。
- 本体ボトル
- 専用クシ
- 生え際用クシ
- プロテクトクリーム(皮膚汚れ防止クリーム)
- イヤーキャップ(耳カバー)
- クレンジングジェル(汚れ落とし補助剤)
- 洗浄用スポイト
- 手袋
- 使用説明書
プロテクトクリームやクレンジングジェル、イヤーキャップなどがしっかりついていることから、肌についてしまった色は、簡単に落とせないことが伺えます。使うときは、地肌や頭皮につかないよう十分に注意が必要です。
ただ、これだけいろいろついていることは、ありがたいことでもあります。
自分で準備するもの
- ティッシュ(万が一肌に色がついてしまったときに対処するため)
- 敷物(新聞紙など)
- 汚れても良いタオル
- 汚れても良い衣服
- シャンプー
- コンディショナーなど
シエロオイルインヘアマニキュアは、シャンプー前の乾いた髪に使います。シエロオイルインヘアマニキュアにはツヤ成分や保湿成分が配合されていますが、使用後は、シャンプーをし、コンディショナーなどで髪を整える必要があります。
使う前の準備
シエロオイルインヘアマニキュアを使う前に、準備をします。まずは洗面台や床など、白髪染めをする場所に新聞紙などを敷き、ヘアマニキュアが垂れても汚れがつかないようにします。洗面台や床についてしまった色は落ちません。そのため、敷物は広めに敷きましょう。
シエロオイルインヘアマニキュアの染料は、洗面台や床だけでなく、肌についても落ちにくいです。そのため、うなじや髪の生え際、耳の周りなどに皮膚汚れ防止のためのプロテクトクリームを塗ります。
特に耳は、色がつきやすいです。イヤーキャップをしっかりしましょう。
また、衣服についてしまった色も落ちません。使うときは、汚れても良い服を着ることをおすすめします。
最後に手袋をします。私は、付属の手袋では密着性がないため、白髪染め用に買ったゴム手袋を使います。
塗布するときの注意点
塗布するとき気をつけることは、ヘアマニキュアを出しすぎないことです。ヘアマニキュアを出しすぎると、肌や床などに垂れる可能性が高まります。
また、ヘアマニキュアを頭皮につけないように塗布することも重要です。頭皮についた色も落ちにくいです。髪の分け目や生え際などに着色してしまうと、色が落ちるまで何日も恥ずかしい思いをしなければなりません。
また、ヘアマニキュアを出すときは、目で見て確認しながら出します。髪を溶かしながらボタンを押してヘアマニキュアを出してしまうと、たくさん出すぎてしまい、垂れる原因になるからです。
塗布する
塗布するときは、ヘアマニキュアを少量ずつ出して塗布していきます。面倒臭がらずに小まめに出して塗っていくことを繰り返します。
もみあげや耳の周り、生え際など塗りにくいところから塗布していくと良いです。また、生え際用のクシも付属されているため、生え際用クシできれいに仕上げると良いです。
ただ、一人で塗布する場合、うなじなどの見えない部分は、塗りにくいです。塗り残しをしたくない願望と、うなじに着色したくない恐怖があります。もし、他の人に手伝ってもらえるのであれば、自分で見えない部分は、人に頼むほうが良いでしょう。
細かな部分を塗り終えたら、髪全体に塗布していきます。塗りムラがないよう髪全体に塗ります。
放置する
シエロオイルインヘアマニキュアの放置時間は、約10分です。髪が太くて硬い人は5分程度放置時間を伸ばします。
このとき、生え際や耳、手などに色がついていないか確認します。もし色がついてしまっていたら、クレンジングジェルを使って汚れを落とします。このとき、こすらないよう注意しましょう。
すすぐ
放置時間がすぎたら、すすぎます。すすぐときも手袋はしたままです。すすぐときに、手に色がつく可能性があるからです。
髪へつききらなかった余分なヘアマニキュアもすべて落とすよう、すすぐお湯が透明になるまでしっかりすすぎます。
シャンプーとコンディショナーをする
すすいだ後は、シャンプーをします。シャンプーは2度します。すすぎと同様、余分なヘアマニキュアをしっかり落とすためです。余分なヘアマニキュアが残っていると、衣服や枕、帽子などへ色移りします。しっかりシャンプーしましょう。
シャンプーをしたあとは、コンディショナーなどで髪を整えます。シエロオイルインヘアマニキュアには、保湿成分などが配合されていますが、使用後はシャンプーをするため、手持ちのコンディショナーなどで髪を整えます。
乾かす
髪を乾かすときも、色移りに注意が必要です。万が一ヘアマニキュアが残っている場合、タオルへ色移りします。タオルについた色は落ちません。そのため、汚れても良いタオルで髪の水気を拭き取ります。
タオルである程度の水気を拭き取ったあと、ドライヤーでしっかり乾かします。髪が、半乾きの状態で衣類などに触れると、色移りします。ついてしまった色は落ちないため、ドライヤーでしっかり髪を乾かします。
1回染めた結果
一度使っただけで白髪を隠せています。今回選んだ色はダークブラウンですが、染め上がりの色は、思っていたより明るいです。個人的には、もう少し暗い色にしたいです。
他の人に手伝ってもらうと良い
シエロオイルインヘアマニキュアに限ることではありませんが、ヘアマニキュアは一度でしっかり染まる分、髪以外のところへ色がついてしまうと落ちない恐怖があります。
特に、自分では見えない後ろ髪やうなじなどは、塗布するときに細心の注意が必要です。
できれば、他の人に手伝ってもらうことをおすすめします。
40代、50代の男性にはおすすめしにくい
このページでは、ホーユーのシエロオイルインヘアマニキュアを使って髪を染めてみた結果をお伝えしています。
シエロオイルインヘアマニキュアは、一度でしっかり白髪を染めることができます。さらに、色持ちも良いです。
しかし一方で、髪以外の場所に色がついてしまうと落ちにくい側面があります。また、一度でしっかり染まるということは、それだけ薬品が使われている証拠でもあります。
シエロオイルインヘアマニキュアは一度でしっかり白髪を隠せますが、染めと色持ちを重視しているため、頭皮や髪にやさしい白髪染めとはいえません。
40代、50代の男性にとって、白髪選びの重要ポイントは、染まることと髪や頭皮にやさしことです。将来に向けて髪を大切にしたいからです。
個人的には、塗布するとき、地肌につかないよう細心の注意をしなければならないこともおすすめしにくい点になります。40代、50代の男性には、髪や頭皮にやさしい白髪染めをおすすめします。