はじめまして、神城光(かみしろこう)と申します。ここでは、このサイトの管理者である私が「なぜこのサイトを立ち上げたのか」について話していきます。実は、このサイトを立ち上げるキッカケになったのは、数年前の妻からの一言でした。
ボロは着てても心は錦
「・・・だって、パパカッコ悪いもん」
信頼している妻のクチからボソッと出た言葉により、カナヅチで後頭部を打たれたかのような衝撃を受けた私は、クチを半開きにしたまましばらく何も言葉を発することはできませんでした。
それまでの私は、「格好なんてどうでもいい、人間は中身で勝負だ」と、ずっと思っていました。そのため、20年以上前のヨレヨレ伸びのびTシャツをいつも着ていました。さらに、ズボンはどこに行くにも同じ作業ズボンでした。
「パンツなんて見えないのだから、これでいいんだ」、そういっては、3箇所破れたパンツでも平気で履いていました。時には破れた穴が大きすぎて、そこに足を入れてしまうこともありました。
また、靴下に穴があいたら縫うのは当たり前、同じ場所から親指が何度も顔を出しても3回以上は縫い直し、かかとが擦り切れるまで履いていました。
なぜなら、「ボロは着てても心は錦」という言葉が私の心の真ん中に鎮座していたからです。カッコウを付けている人を見ると「あいつは、カッコウだけの中身のないヤツだ」と決めつけ、自分を正当化していました。
一体オレのどこが悪いんだ
そんな日々を送っていたのですが、「どうも妻の態度がおかしい」と思うようになってきました。思い返してみると数年前から冷たくされている気がしてきました。
「何がいけないのだろう?」「何が原因なのだろう?」子供も元気に育っているし、それほどお金で苦労もしていないはずだ。一体オレの何が悪いんだ。オレはお前のために朝から夜中まで一生懸命働いているじゃないか。もしかして、オレの服装がかっこ悪いのか?
いやいや、オレが服を買わないから、妻や子供に服を買ってあげられているんじゃないか。オレが我慢して、穴のあいたパンツや靴下を履いているから、その分、家族にお金が回っているじゃないか。
いろいろ考えましたが答えは出ず、結局妻に直接聞くことが一番早いと思い、話し合いを持つことにしました。
「最近・・・、というか、ここ数年だと思うけどオレに対して冷たいね?」
少しの沈黙の後、この質問に対して妻が重い口を開きました。
「・・・だって、パパカッコ悪いもん」
悔しかったから・・・
「そうかぁ、オレってかっこ悪いんだぁ」
自分の中のポリシーみたいなものがガラガラガラっと音をたてて崩れていきました。「よし、それならオレだって妻に惚れ直させるくらいかっこ良くなってやろうじゃないか」そう心に誓い、その日からまず筋トレを始めました。
期間を3ヶ月間と決め、1週間に1日休みをとり、休みの日以外はどんなに疲れていてもやり続けました。筋トレをしている姿を家族の誰にも見られたくなかったため、みんなが寝静まってから歯を食いしばって続けました。
仕事がハードだったときは「さすがに今日筋トレメニューをこなすのは体力的に危険かもしれない」、そう感じた日もありました。それでも決めたメニューだけは何とかこなし、ついに3ヶ月間やり通しました。
そして、3ヶ月たったその日に家族の前でバーンと上半身裸になって、「どうだー!」と言わんばかりに力いっぱいポーズをとりました。
息子は、「すげー!お父さんがマッチョになってる!」と反応してくれましたが、妻は見て見ぬふりをして、冷静を装っているようでした。しかし、私には伝わってきました。
妻が喜んで、感情が揺さぶられているようすが。
身なりも変身しました
もちろん、筋トレだけではありません。服装も気をつけました。まずは、さっそく新しいパンツと靴下を買い、今までのやぶれたものは丸めて、ゴミ箱に投げつけるように肩が痛くなるくらいバシッと叩き捨てました。
服も妻に選んでもらい、出かける時も妻にコーディネートしてもらいました。30代後半から目立ち始めた白髪頭は、子供に「お父さん、髪の毛染めれば?」といわれていました。が、妻はそんな子供に向かって「どうせお父さんは染めないよ」とあきらめ顔で子供を説得していました。
私は、そういい切っていた妻の言葉に反抗するように、ひそかにドラックストアで買ってきた白髪染めで夜中にこっそり真っ黒に染めて、次の朝みんなを驚かせてやりました。
忘れもしない、私が44歳の3月のことです。
今では周りもうらやむ夫婦です
そしておそらく、いえ確実に、私の内面も変わっていったと思います。そのようなことを積み上げていくと、少しずつですが妻との会話も増え、家族が昔の円満な状態に戻っていったのです。
えっ? そんな歳なの?
それでも私は、今でも「人間は中身が大切である」と確信しています。
しかし、「見た目も大切」ということも学びました。それが「相手に失礼でない態度」ということになると感じました。特に白髪は、頭全体を覆うように白くなっていたため、染めることで5歳~10歳くらい若く見られるようになりました。
今では周りの人に「えっ? 神城さんそんな歳なの? 若いですねぇ」といっていただけるようになりました。
もしあなたが、白髪頭をそのまま野放しにしているのなら一度ヘアスタイルを変えてみたり、思い切って染めてみたりしてください。きっと周りの方の反応が変わります。
「えっ? 〇〇さん(あなた)、そんな歳なの? 若いですね」と。
白髪染めを使い続けることで良くない変化が
さて、ここまで白髪を染めて良かったことばかりを話してきました。しかし、実は白髪を染めたことで良くないこともおきてしまいました。
先ほどもお話したとおり、初めて白髪を染めるとき、ドラックストアで白髪染めを買って自宅で染めました。当時は白髪染めにいろいろな種類があることなど知らず、染まりあがりの色と価格をみて白髪染めを選んでいました。
白髪染めに種類があることすら知らない私が、白髪染めを使うことで髪や頭皮に悪影響がおきていることなど知る余地もありません。
私は髪を黒く染めたことで若くみられるようになり、気分を良くして何度も白髪染めをくり返し使っていたのです。
ショック!僕もハゲるんだ
そんなある日、さり気なく髪をかき上げる私をみて、ショックを隠せない表情で息子が大きな声をだしました。「お父さんハゲてる、僕もハゲるんだ!」と。
それまでまったく意識していなかった私ですが、息子にハゲ呼ばわりをされて髪を気にするようになりました。お風呂からあがったあと鏡を見ると、確かに髪が薄くなっています。1本1本の髪が細くなっています。「こんなに髪のボリュームはなくなるものなのか」と感じるくらい髪はペシャンコです。
薄毛は白髪染めが原因?
そこで妻に「私も年をとってしまった」と伝えると、妻から予想だにしない言葉が返ってきました。その言葉とは、「白髪染めをしているからかも」というものでした。
私は、「白髪染めをしているから」と「薄毛」が結びつかなかったため、さらに話を聞くと、白髪染めは髪や頭皮にダメージを与えると話してくれました。
髪や頭皮を健康に整える作用のある白髪染めを使っている
髪が細くなったり薄毛になったりするのは、年齢のせいで仕方がないことだと考えていた私ですが、妻からの言葉を受け、白髪染めについていろいろな本を読んだりインターネットで調べたりしました。
その結果、白髪染めにはさまざまなタイプがあることがわかりました。そしてざっくりいうと、しっかり染まる白髪染めは髪や頭皮に悪影響を与え、一方で、白髪を染めるチカラは強くないが、髪や頭皮の健康を考えた白髪染めがあることがわかりました。
現在では髪の将来を考え、髪や頭皮の環境を整える成分が配合されている白髪染めを選んで使っています。髪や頭皮に良いといわれる成分が配合されている白髪染めを使うことで、以前より髪にボリューム感がでるようになりました。パサツイていた髪も、つややかになったと妻からいわれるようになりました。
白髪を何とかしたい、さり気なくカッコよくなりたい
これまで話してきた通り、私は白髪を染めて若く見られるようになりました。しかし無知の状態で白髪染めをくり返したことで薄毛になりました。
そんな経験をした私ですが、髪を意識するようになって、周りの男性の髪が少し気になり始めてきました。「あの人、清潔感があってさり気なくキメているな」とか、「白髪頭でカジュアルなのに何かリッチ感を感じる人だな」と。
でも逆に思うこともあります。「服装がダサいと髪型までダサく見えてしまうな」とか、「あの白髪がなお一層ボサボサ感を引き出している」と。
そこで思ったのです。もしかしたら、「あの白髪をなんとかしたら、もっとカッコいい男性になれるのではないか」とか、「自分では白髪頭が何か違うと感じながらも、どのようにすれば良いのかわからない人はけっこういるのではないか」と。
そこで書き始めたのがこのサイトです
このサイトでは、特に白髪に関して悩んでいる40代以降の男性に、今まで以上にカッコよくなっていただき、今まで以上に輝いていただいて、奥さんや彼女から、「自慢できるあなた」になってもらうのが目的です。
私もまだまだですが、そんな男になりたいと思っています。「白髪を何とかしたい」、「さり気なくカッコよくなりたい」、そんな希望を持っている方に向けてコンテンツを作っていきます。
最後に
いろいろ私の恥かしい過去の話をダラダラと話してしまいすみません。しかし、あの時妻に声をかけてもらったおかげで、今の私があることは事実です。今でも充実した生活が送れているのは、あの時の妻の言葉のおかげです。
私は本当に白髪を染めて良かったと思っています。そして白髪染めには害があることを知って良かったです。
あなたも何かのキッカケでヘアスタイルを変えたり、白髪を染めたりするときがくるかもしれません。もしそのキッカケがこのサイトであるのでしたら、それはそれはこの上ない喜びです。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。長文になりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございます。
神城光(かみしろこう)