いつものコンディショナーとして使うだけで、生え際の白髪まで目立たないという、資生堂の「プリオールカラーコンディショナー」。
プリオールカラーコンディショナーは、使うたびに少しずつ色合いを与えて白髪を目立たなくしていきます。色がつくまでの放置時間は5分です。
髪にハリとコシを与えて、根元から立ち上がるふんわり髪へ導いてくれるプリオールカラーコンディショナーを、イオン系のショップで買ってみました。
このページでは、市販の資生堂のプリオールカラーコンディショナーを使って白髪を染めてみた結果を写真付きでお伝えします。
このページの目次
体験レポート
今回は、資生堂のプリオールカラーコンディショナーを近くのイオン系列のショップで購入しました。色は自然な黒髪に染まるブラックです。内容量は230gで、価格も1300円程度のため、買い求め安いです。
プリオールカラーコンディショナーは、箱には入っておらず、チューブの状態で販売しています。そのため、使用方法や注意点などは、チューブの裏に書いてあるものを見ながら染めていきます。
自分で準備するもの
先ほどお伝えしたとおり、プリオールカラーコンディショナーは、チューブのままの販売のため、付属品はありません。コームや手袋、ヘアキャップなどを使う場合は、自分で用意する必要があります。
シャンプーをして髪の水気を切る
白髪用カラートリートメントの場合、シャンプー後の湿った髪でもシャンプー前の乾いた髪で使えるものが多いです。中には、しっかり染めるためには、乾いた髪に使うことを進めているカラートリートメントもあります。
しかし、プリオールカラーコンディショナーは、違います。プリオールカラーコンディショナーは、シャンプー後の湿った髪に使うことをすすめています。
使った後にシャンプーをすると、染めた色だけでなく、コンディショナー成分まで流れてしまうからです。
プリオールカラーコンディショナーを使うときは、まずシャンプーをして髪の水気を切ってから使いましょう。
塗布する
塗布するときは、適量を手のひらに出して髪になじませていきます。プリオールカラーコンディショナーは素手でも使える白髪染めです。しかし、手に色が残ることがあります。その場合は、すぐに石鹸で洗うと良いです。
私はこれまで、何種類もの素手で使える白髪用カラートリートメントを試してきました。その度に爪の周りや爪の間に入った色が落ちずに1~2日過ごしてきました。そのため今回は、素手で使えるカラーコンディショナーではありますが、最初から手袋をして使います。
使用法に書いてある適量は、「セミロングで大さじ約2杯」です。ここでいうセミロングとは、女性の髪の長さのことをいいます。そのため、男である私の髪は、女性のセミロングより短めだと判断します。
しかし、私の髪のでも、大さじ2杯では足りないようです。とりあえず、全体になじむよう使っていきます。
放置する
使用法に書いてある放置時間は、5分です。今回は、使用法どおり5分間放置して流しますが、「時間をおくとより効果的」とも書いてあるので、しっかり染めたい場合は、さらに延長して使うこともできるようです。
すすぐ
放置時間が過ぎたら、シャワーを使ってすすぎます。すすぐお湯に色がなくなるまでしっかりすすぎます。
チューブの裏面の「注意」の中に、「すすぎが不十分な場合、雨や汗などで色落ちし、衣類・タオル・枕カバーなどにつくことがある」とあります。
すすぎはしっかりしましょう。
乾かす
すすぎ終わったら、髪を乾かします。ドライヤーを使ってしっかり乾かしましょう。
1回染めた結果
1度染めてみました。あまり染まっていないといって良いでしょう。
2回染めた結果
2度目の使用結果の写真です。2回使っても白髪っぽい髪のままです。
3回染めた結果
3回続けて使ってみました。今回、ブラックを選びましたが、なかなか自然な黒髪にはなりません。
4回染めた結果
4回連続で染めてみました。3回目とあまり変わらない状況です。黒髪というより、茶系の髪になっています。妻いわく、「紫っぽく見える」そうです。そういわれて鏡を見ると、そのようにも見えます。
5回染めた結果
5日連続で染めた結果の写真です。未使用のときよりは染まっているように見えますが、白髪を隠すことはできていません。しかも、ブラックで染めたにも関わらず紫っぽい茶系の髪色になっていることが残念です。
私の髪質とプリオールカラーコンディショナーの染料の愛称は良くないようです。5回連続で染めても思うような髪色にならなかったので、これで染めることを終了します。
コンディショナーとトリートメントの違い
私はこれまで、何種類ものカラートリートメントを試しています。しかし、カラーコンディショナーは初めてです。
カラートリートメントとカラーコンディショナーの違いは、髪に与える影響です。トリートメントとコンディショナーの違いについて説明します。ただし、白髪染めという点では同じと解釈します。
コンディショナーの役割
コンディショナーは、リンスとほとんど同じものだと考えて良いです。メーカーさんが「コンディショナー」といえばコンディショナーです。「リンス」といえばリンスになります。
コンディショナーやリンスは、主に髪の表面へ働きかけ、髪の保湿をしたりツヤを出したりします。髪の表面をおおっているキューティクルの傷みを防ぎパサつきをなくすことで、髪に滑らかさを与えます。
ただ、コンディショナーやリンスの中には、成分が髪の内部へ浸透するものもあります。しかし、一般的に髪の表面を保護する働きがあるのが、コンディショナーやリンスです。
トリートメントの役割
トリートメントの髪への働きかけは、髪の表面だけにとどまらず、成分が内部へ浸透します。健康的な髪へ導くための成分が髪内部へ浸透するため、髪の傷みを補修したり髪質をコントロールしたりできるものもあります。
トリートメントがコンディショナーやリンスと違う大きな点は、髪の内部へ成分が浸透することです。トリートメントの多くがコンディショナーやリンスの働きも兼ねているため、トリートメントを使うときは、コンディショナーやリンスを使う必要はありません。
定義は統一されていない
先ほど、メーカーさんがコンディショナーといえばコンディショナーになり、リンスといえばリンスになるとお伝えしました。実は、コンディショナーやリンスとトリートメントについても、業界で決まった定義はありません。
そのため、商品を購入するときは、商品の表示を見て特徴を把握し、選ぶと良いです。ただ一般的には、髪の表面に働きかけるものがコンディショナーやリンスで、髪の内部まで浸透するものがトリートメントと覚えて良いです。
理想の黒髪にはならない
このページでは、資生堂のプリオールカラーコンディショナーを使って白髪を染めてみた結果をお伝えしています。
結果としては、私の髪ではあまり染まりませんでした。ブラックで染めたにも関わらず、茶色ぽくなりました。妻の言葉を借りれば、「紫になった」状態です。
ただ、使ったあとの髪の指どおりは良く、髪の根元からハリが出てボリューム感がある印象になりました。
今回、髪への良い影響はあったようですが、私の髪ではあまり染まらなかったため、白髪染めとしては、おすすめできないと判断します。