白髪を染めるだけでなく、傷んだ髪の補修もしてくれるPOLAのグローイングショットカラートリートメント。
髪にツヤやハリが出るため、若々しい自分を取り戻したい人に人気です。
そんなグローイングショットカラートリートメントの使い方をみると、「シャンプー後のトリートメントとしてお使いください」とあります。
このように、まずシャンプーをすることが前提になっていますが、シャンプーをせずに、乾いた髪でも使えるのでしょうか。
この疑問を解決するために、グローイングショットカラートリートメントを乾いた髪に使って、写真付きでレビューします。
このページの目次
体験レビュー
レビューの前に一つお伝えしていきます。
@cosmeにある口コミでは、乾いた髪では染まらない人もいるようです。
乾いた髪に塗布してから入浴しましたが、この方法だと私には全く手応えがなく、シャンプー後にトリートメントとして塗布すると、しっかり手応えがありました。(一部を抜粋)
@cosmeより引用
私も以前、シャンプー後に使っていましたし、使い方説明書にもシャンプー後にトリートメントとして使うとあるため、乾いた髪で染まるかどうか心配です。
が、とりあえずやるだけやってみます。
今回選んだ色は、ブラック。
ではさっそく、レビューしていきます。
届く荷物
今回、注文して届いた箱を開けると、こんな感じです。
実にシンプル。
- グローイングショットカラートリートメント
- 手袋
- 明細書
- 使用説明書
- POLAイントロダクション(序論や手引きなどの意味)
以前に注文したときは、他の商品サンプルも入っていましたが、今回は、一切なし。
カラートリートメント以外のグローイングショット商品の紹介すら入っていません。
注文する時期によって、付属品の内容は変わるようです。
では、さっそく使っていきます。
ブラッシングする
乾いた髪に使う場合、まず、クシやブラシで髪をとかします。
ブラッシングによって、髪にまとわりついたホコリや汚れを落とすためです。
グローイングショットカラートリートメントの染料は、髪の表面に定着します。
そのため、ホコリや汚れがあると、ホコリや汚れの上に色がつくことになるのです。
ホコリや汚れは、シャンプーで落ちるため、定着した色も一緒に落ちてしまい、染め上がりにムラができて、残念な仕上がりに。
染め上がりにムラができないよう、乾いた髪に使うときは、まずブラッシングすることから始めます。
ところで、あなたは整髪料は使っていますか?
整髪料を使っているのでしたら、シャンプーをしてから使ってください。
髪についた整髪料はブラッシングだけでは落ちないためです。
整髪料がついた髪は、染料が定着しづらいため染まりません。
整髪料ををつけている人は、乾いた髪に使えないので、シャンプーをしてから使ってください。
また、皮脂が多いなど、髪や頭皮に脂分が多い人もシャンプーをしてから使うようお願いします。
塗布する
髪をブラッシングしたら、クリームを塗布していきます。
使用目安量は、髪の長さがショートで大さじ1杯程度。
まずは、手の上にクリームを出してみます(付属品の手袋は使いにくいため、ゴム手袋を100円ショップで購入)。
大さじ1杯以上出してしまいましたが、実際に髪全体に塗布すると、手の上に出したクリームの量だけでは足りませんでした。
使った量は、手の上に出したクリームの1.5倍くらい。
塗り方ですが、クリームを塗布するときは、縦方向に塗ったり横方向に塗ったりして、クリームがまんべんなく髪につくようにします。
ちなみに、以前素手で使ったことがありますが、爪や爪周りの汚れが落ちにくかったため、今回は最初から手袋をして塗布しています。
写真は以前素手で使ったときの手の汚れのようすです。
放置する
塗布し終えたら、しばらく放置します。
グローイングショットカラートリートメントの基本の放置時間は、5分。
他のカラートリートメントは、短くても10分、長いものは20分程度の待ち時間が必要なので、グローイングショットカラートリートメントの待ち時間は、かなり短いです。
それでも、今回は染まりにくいといわれる乾いた髪に使うため、放置時間は5分でなくて10分にしてみます。
すすぐ
10分たったので、すすぎます。
すすぐときは、シャワーのお湯の色が透明になるまでしっかりすすぎます。
すすぎが甘く、お湯に色がついている状態ですすぎをやめてしまうと、色移りの原因になるからです。
シャンプーする
乾いた髪に染めて、そのままお風呂に入る人は、ここでシャンプーをします。
1日の頭の汚れを落としましょう。
シャンプーをしたことで、もしかしたら、グローイングショットカラートリートメントのトリートメント効果が実感できなくなってしまう場合があるかもしれません。
トリートメント効果が実感できない人は、シャンプーの後、いつも使っているリンスなどで髪を整えてください。
乾かす
最後に乾かします。
乾かすときは、ドライヤーを使って、しっかり乾かします。
髪が湿ったままの状態でいると、いつまでも染料が定着しません。
染料は、水分に触れるとにじみやすい性質があるからです。
色の定着、色移りの防止のために、ドライヤーを使って、しっかり乾かしていきます。
1回染めた結果
写真は、1回染めたときの髪のようすです。
多少色がついてきた程度で、あまり「染まった感」はありません。
2回染めた結果
1回目よりは、色がついています。
しかし、まだまだ白髪は目立った状態。
しかも、よく見ると少し緑っぽく見えます。
3回染めた結果
3回染めることで、だいぶ白髪に色がついてきたようです。
しかし、やはり緑っぽい髪色になっている気がします。
もう少し続けてみます。
4回染めた結果
かなり染まってきました。
後1回だけ染めてみます。
5回染めた結果
5回続けて染めると、乾いた髪でも白髪が目立たないくらい染まりました。
もともとグローイングショットカラートリートメントは、真っ黒には染まらないブラックなので、この程度染まれば良しとします。
途中で、髪の色が緑っぽく見えましたが、今は落ち着いているようです。
体験レビューのまとめ
今回、グローイングショットカラートリートメントを乾いた髪に使ってみました。
乾いた髪では染まらない人もいるようですが、私の場合は、3回目くらいでだいぶ色がつき、5回で白髪をほぼ隠すことができています。
それから、頭皮のかゆみなどは感じられませんでした。
染め上がりの髪もサラサラしている感じでハリがあります。
私の場合、5回続けて使うことで、乾いた髪でも白髪を隠すことができ、髪にもハリが出て、見た目にも気分的にも若返ったようでうれしく思います。
色持ちは10日間程度
ここまで、5回染めてみた私のレビューをお伝えしていますが、ここからは、染めたあと、どのくらい色持ちするのかお伝えしていきます。
5回染めてから1週間が経ちました。
少し白髪になってきたかなぁ、って感じ。
染めた色は、多少落ちていますが、すぐに染めなければ恥ずかしいというほどは落ちていません。
もう少しようすをみます。
染めてから10日間経ちました。
多少色が薄くなって白髪っぽくなってきたので、染めていきます。
今回は、試しに放置時間を30分にしてみます。
30分放置すると、だいぶ染まったようです。
ここまで染まれば、また10日間程度は大丈夫でしょう。
私の場合、グローイングショットカラートリートメントは、染めたあと7〜10日間程度で、色落ちします。
参考にしてみてください。
ちなみに私は、だいたい日曜日に染めているので、髪の色のようすをみながら、1週間後に染めたり2週間後に染めたりして色をキープしています。
よく染めるコツ
ここまでに紹介しているとおり、私は、グローイングショットカラートリートメントで乾いた髪でも染めることができました。
しかし、髪質によっては染まりにくい人もいるでしょう。
また、もっとよく染めたい人がいるかもしれません。
そこでここからは、さらに良く染めるコツを5つ紹介していきます。
ノンシリコンシャンプーを使う
乾いた髪であっても、シリコン入りのシャンプーで洗髪した髪は、染まりにくくなっています。
シリコンが髪をコーティングするように包んでいるからです。
グローイングショットカラートリートメントの染料は、髪の表面に定着するため、髪にシリコンがついていると、染料が定着できず、うまく染まりません。
「乾いた髪だから大丈夫」と思うかもしれませんが、シリコンは、髪にまとわりついたままです。
シャンプーは、ノンシリコンシャンプーにしましょう。
クリームをたっぷり使う
グローイングショットカラートリートメントは、1回で全て使わなくても、次回に取っておける白髪染めです。
そして、ドラッグストアなどで販売しているヘアカラータイプの白髪染めより、少し高価でもあります。
そのため、多くの人は、使うときついケチってしまう傾向があるようです。
使うクリームの量が少ないと、染めムラができてしまいます。
少ないクリームをコームで髪全体に伸ばしても、表面の髪にしかクリームがつきません。
頭皮に使い所の髪や、髪の根元にまでクリームが届くよう、たっぷりのクリームで塗布しましょう。
特に使い始めは多めのクリームで染めていくと、よく染まります。
放置時間を延ばす
グローイングショットカラートリートメントの放置時間は5分です。
今回私は10分にしてみましたが、さらに良く染めたい場合は、放置時間をもっと延ばすといいです。
20〜30分くらいおけば、より色がつきやすくなります。
ラップで髪を包む
放置時間は、髪をラップで包むとよく染まります。
実は今回私は、放置時間にラップを巻いていました。
ラップを巻くとこで、クリームが温められ染料の働きがよくなります。
さらにラップで髪をおさえることで、全ての髪にクリームが行き渡りやすくなることも利点です。
放置時間は、何もしないで待つより、ラップを巻いて待つほうがよく染まります。
しっかり乾かす
染まりを良くするためには、しっかり乾かすことは大切です。
しかし、良く染めるために、しっかり乾かすことを重視していない人が意外と多いようです。
実は、しっかり乾かさないと、いつまでも染料が定着しません。
グローイングショットカラートリートメントの染料は、水分に触れた状態では、まだ髪に定着しきれていないのです。
すすぎで、お湯の色が透明になっても、髪が湿っていればジワジワ色が落ちてしまいます。
お湯の色が透明になるまでしっかりすすいだ後は、ドライヤーを使って、髪をしっかり乾かしましょう。
グローイングショットカラートリートメントが人気のわけ
シャンプー後の湿った髪でなくても、乾いた髪にも使えることがわかった、POLAのグローイングショットカラートリートメント。
シャンプー後でも乾いた状態でもどちらでも使えるなら、生活スタイルに合わせて使えるため、助かります。
ではここからは、そんなグローイングショットカラートリートメントが人気の理由についてお伝えしていきます。
2つの染料で髪を染める
グローイングショットカラートリートメントに使われている染料は、分子の大きさが違う2種類の染料です。
分子が小さい染料は浸透型で、髪をおおっているキューティクルの隙間から入り込み、きれいに色が出ます。
キューティクルをムリに開くことはないため、髪へのダメージは少なく、やさしい染料。
また、もう一つの染料は吸着型で、プラスのイオンを持っています。
プラスのイオンは、髪の表面のマイナスイオンと結合するため、髪に定着するのです。
この2つの染料がそれぞれ髪に定着し、髪を染めていきます。
ダメージヘアの補修とハリツヤを与え健康的な髪へ
グローイングショットカラートリートメントには、傷んだ髪を補修する成分と髪にハリやツヤのある髪に整える成分も配合されています。
傷んだ髪を補修する成分は、「セラミド」や「アミノ酸」、そして「トチャカエキス」などがそうです。
髪の補修成分が、直接髪に働きかけ、ダメージを負った髪をケアしていきます。
そして、「コラーゲン」や「オタネニンジンエキス」、「パウダルコ樹皮エキス」などが、保湿を与えハリのある髪に導き、頭皮環境を改善して健康的な髪へ整えます。
黒髪に整える
グローイングショットカラートリートメントには、ポーラオリジナルの「黒米エキス」が配合されています。
黒米エキスは、黒髪を作るうえで必要なメラノサイトという色素を作る細胞の移動を促進するため、白髪改善の期待ができるというのです。
ポーラは、黒米エキスについて以下のように発表しています。
ポーラ・オルビスグループのポーラ化成工業株式会社(本社:東京都品川区、社長:岩﨑泰夫)は、毛母細胞周辺にメラノサイトの移動を誘導する因子に着目し、同因子の産生促進効果を持つ「加水分解黒 米エキス」を開発しました。 加齢に伴い増加する大部分の白髪においては、毛母細胞周辺にメラノサイトが存在しない(移動して いない)ことが確認されており、「加水分解黒米エキス」の働きにより、人間が本来持つ機能である「メラノ サイトの毛母細胞周辺への移動」を効率的に実現し、黒髪へと改善することが期待されます。(一部を抜粋)
簡単にいうと、黒米エキスには、メラノサイトが、髪を生み出す毛母細胞の近くへ移動することを促すということです。
つまり、白髪を改善して、黒髪に整えることが期待できるのが黒米エキスということになります。
染めるだけでなく、健康的な髪へ導いてくれる白髪染め
このページでは、POLAのグローイングショットカラートリートメントが、乾いた髪でも染まるか、写真付きで体験をレビューしています。
私が染めてみた結果、乾いた髪でも、3回でだいぶ白髪が目立たなくなります。
そして、5回続けて染めれば白髪はほぼ隠せました。
グローイングショットカラートリートメントのブラックは、真っ黒に染めることはできません。
しかし、メッシュ系のブラックに染めることができるため、40代50代の男性には、年齢的にちょうどいい見た目の髪に染まるのではないでしょうか。
さらにグローイングショットカラートリートメントは、ドライヤーや紫外線などで傷んだ髪を補修してくれます。
そして、頭皮環境も整えてくれるため、健康的な髪へ導いてくれます。
髪を染めるだけではないグローイングショットカラートリートメントは、5年後10年後の髪を心配する40代50代の男性におすすめできる白髪染めです。
香り | シトラスを効かせたスパイシーフローラル |
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放置時間 | 5分程度 (しっかり染めたい場合は、より時間をおく) |
色持ち | 1週間程度 (毎日のシャンプーで少しずつ色落ちする) |
使用量目安 | ショート大さじ1杯 セミロング大さじ2杯 ロング大さじ3杯 |
色の種類 | ブラック ブラウン |
内容量 | 200g |
価格 | 3190円(税込み) |
送料 | 無料 |