毎日鏡を見て眉毛の手入れをしている人であれば、眉毛が白髪になるとすぐに気がつくでしょう。
しかし、見た目をそれほど気にしていない人は、毎日鏡を見ている人であっても、眉毛に白髪が混じっていることに気がつきにくいものです。眉毛が白髪になっていることに気が付いたときには、白髪が長くピンとはねていることもあります。
どちらにしても、眉毛に白髪が混じっていることに気がつくと隠したくなります。人と顔を合わせるときに眉毛も見られる可能性があるからです。
眉毛の白髪に気がつくと、白髪になってしまった眉毛を抜く人がいますが、たとえ白髪であっても抜くことはおすすめできません。数本の白髪であれば切る方が良いです。
このページでは、眉毛が白髪になったときの対処方法についてお伝えします。
このページの目次
対処法
眉毛は目のすぐ上にあるため、人と話をするとき相手の視界に入っています。そのため、眉毛に白髪がまじっていると、「この人、眉毛に白髪が生えている」と相手に思われ恥ずかしい思いをしてしまいます。
眉毛に白髪があると、年齢を感じますし、清潔感にも欠けるかもしれません。そのため、眉毛の白髪を隠したい人は多くいます。
では、眉毛が白髪になった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。以下で説明します。
抜くのは危険
眉毛が白髪になると、すぐに抜いてしまう人が多くいます。眉毛を整えるために抜いている人が多いためかと思われます。
しかし実際は、白髪であろうと白髪でなかろうと眉毛を抜くことはおすすめできません。抜くという行為は、毛穴の中の細胞と毛根を引きちぎる行為です。そのため、毛穴の中の細胞にダメージを与えます。
その結果ダメージを受けた毛穴からは、健康的な眉毛が生えてこなくなったり眉毛自体が生えてこなくなったりします。毛穴が機能しなくなってしまうのです。
また、傷ついた毛穴には、雑菌が繁殖しやすいです。働きを失った毛穴には、バリア機能がありません。雑菌やダニが繁殖してしまい、かゆみやかぶれなどの症状がでるかもしれません。
また、眉毛は目の近くにあります。眉毛についた雑菌やダニが、目に何らかの影響を与えるかもしれません。最悪の場合は、視力が衰える可能性もあります。
これらのことから考えて、たとえ白髪であっても眉毛を抜くことはおすすめできません。
切る
数本の眉毛の白髪であれば、ハサミで切ることをおすすめします。手軽なことと、即効性があることがメリットです。
白髪を切ってしまえば、眉毛が白髪になっていることを隠すことができます。一般的に眉毛は、片方だけで600〜700本生えています。数本切っただけでは何の問題もないでしょう。
ただ、デメリットもあります。鏡を見ながら自分で切りにくいことです。眉毛自体が短いため、白髪をつまむことも難しいです。さらに白髪を根元から切ることも困難です。
そのため、パートナーやご家族の人に頼み、切ってもらうことをおすすめします。このとき、眉毛用や鼻毛用のハサミを使うと良いです。肌に傷をつける可能性が低くなるからです。
眉毛用のマスカラ
女性がよく使っている眉毛用のマスカラですが、男性用もあります。眉用のブラシがついており扱いやすいです。
色にも種類があるため、髪色に合わせることもできます。白髪を隠すだけでなく、眉の色を変えることで、強い男をアピールしたりやさしい男性になったりできます。
ただ、マスカラをつけすぎると液が乾いて眉毛がカピカピになったり、眉毛の表面しか塗らない場合は色むらになったりします。
また眉毛用マスカラは化粧品のため、使うたびにクレンジングで落としたほうが良いです。女性が寝る前に化粧を落とすのと同じです。このとき、マスカラのカスが目に入らないように注意しましょう。
白髪染めで染めるのはおすすめできない
眉毛に白髪が出てしまったとき、「白髪なのだから染めれば良い」と思うかもしれません。しかし、白髪染めで染めることはおすすめできません。眉は目の近くであり、万が一白髪染めが目に入ってしまうととても危険だからです。
ドラッグストアなどで購入できる2剤式のヘアカラーは特におすすめしません。頭髪に使うためのものでありながら、頭髪に使っても頭皮がカブレたり腫れたりすることがあります。
まして、目に近い眉でアレルギー症状が起こってしまっては大変です。直接目に入らなくても皮ふから浸透することで、何かしらの悪影響が目に及ぶ可能性があります。そのため、2剤式のヘアカラーは必ず避けるべきです。
一般的な2剤式のヘアカラーとは違い、髪や頭皮にやさしい白髪染めヘアカラートリートメントがあります。天然の植物由来のエキスを配合しているものが多く、比較的アレルギーの心配が少ない白髪染めです。
しかし、アレルギーの心配が少ないヘアカラートリートメントであっても、眉毛に使うことはおすすめしません。
まぶたは皮ふが薄く、白髪染め成分の影響をうけやすいです。白髪染めが皮ふについた場合、カブレたり炎症をおこしたりするかもしれません。
さらに、ヘアカラートリートメントは、クリームをつけてから染まるまでに放置する時間(一般的に放置時間は3~20分と白髪染めにより違いがあり)が必要です。放置時間にクリームが垂れて目に入る危険があります。
また、洗い流すときにも目に入らないように注意が必要です。
美容院へ行く
眉毛の白髪を染めることは、自分では難しいことがあります。眉毛が目の近くにあるため、ちょっとした失敗で目に悪影響を与えてしまう可能性もあります。
眉毛の白髪を自分で処理しにくい場合は、美容院へ行って相談するという方法もあります。美容師はプロですし、使う材料も道具もプロ仕様です。あなたにあった方法を提示してくれるでしょう。
ただ、美容院の中には、眉毛を染めてくれないところもあります。実は本来、美容師が髪の毛以外の毛を染めることはNGです。眉毛を染めることは違反となるため、染めてもらえないのです。
美容院によっては、髪を染めるついでにお金を取らずにサービスで行なっているところがあるようです。
眉毛が白髪になる原因とその対策
眉毛が白髪になるには原因があります。頭髪が白髪になるのと同様に原因はさまざまです。主な原因は加齢による老化ですが、他にも原因があります。
以下で、主な原因とその対策について説明します。
老化
私たちは生きている限り歳をとります。歳を重ねていくと老化現象がおきてきます。その一つが白髪です。老化現象によりヘアサイクルが乱れたり毛の色を決めるメラニン色素が作られなくなったりします。
老化は、すすむスピードを緩めることはできますが、完全に止めることはできません。老化を遅らせたい場合は食材や食事方法などの生活習慣を変えて、アンチエイジングに取り組むと良いです。
眼精疲労
スマホやパソコンが普及している現在、目を酷使している人は多いです。仕事でもプライベートでも目に疲れが溜まっている人がいます。
また、メガネやコンタクトレンズの度があわない場合も目が疲れてきます。
目が疲れていると、さまざまな症状があらわれます。目がしょぼしょぼしたりぼやけて見えたりします。目の充血もそうですし、涙が出たりドライアイになったりもします。
眼精疲労の症状は目だけにとどまりません。肩や首が凝ったり頭痛、めまいなどの症状があらわれる場合もあります。精神的には、うつ状態になることも考えられます。
目の疲れは、目の周りにも影響を及ぼします。そのため眼精疲労は、眉毛が白髪になる原因の一つとして考えられます。
眼精疲労を改善するには、目の周りのツボを押したり、蒸しタオルで温めたりすると良いです。また、眼球を押さないように注意して軽くマッサージすることも良いです。
血行不良
髪の毛は毛細血管から栄養を取り入れて髪を作っています。髪が作られる仕組みは眉毛も同じです。
眉毛の周りが凝っていると、血行が悪くなります。血行が悪いと細部まで栄養が運ばれなくなり髪の生成に問題が起きます。
毛の色を決めるのはメラニン色素です。日本人の場合、黒色のメラニン色素が髪に入り髪が黒く見えます。白髪は、髪にメラニン色素が入らなくなった状態です。
眉毛の周りが凝ってくるのは、目の使いすぎによるものが多いです。目を休ませたり眉の周りを温めたりすると良いです。また、眉の周りをマッサージすることもおすすめです。
ストレス
人間関係が存在する限り、何らかのストレスを受けます。また人に限らず、使うものや食事でもストレスを受けることがあります。
ストレスを受けると、自律神経のバランスが崩れます。その結果、体調不良になったり精神的に不安定になったりします。白髪も、ストレスからくる自律神経の乱れが原因の一つと考えられます。
何によってストレスを感じるかは、人それぞれ違います。自分がストレスを感じると思うものから少し距離をおくこともときには必要です。
ストレスが溜まってきたと感じた場合は、早めにストレスの発散することをおすすめします。早めにストレスを発散させるためには、普段から自分なりのストレス発散方法を理解しておくと良いです。
眉毛の白髪は切るか、マスカラで隠すか
このページでは、眉毛に白髪が生えてきたときの対処方法をお伝えしています。
実は、眉毛の長い白髪は「福毛」といってそのまま残している人もいます。しかし、それ以上に恥ずかしさを感じるのであれば、切ってしまうほうが良いです。
眉毛用マスカラで白髪を隠すこともできますが、数本であれば切ってしまうほうが早くて簡単です。
白髪染めで染めるときは、細心の注意が必要です。髪や頭皮にやさしい白髪染めであっても、使うことは決しておすすめはしません。染める場合は全て自己責任で行なってください。また、使う前にパッチテストを必ず行いましょう。
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