大分県でとれる天然の希少な「くろめ昆布」を厳選し配合している白髪染め、くろめヘアカラートリートメント。
この白髪染めは、ただ白髪を染めるだけでなく、髪の補修もします。はがれかけたキューティクル(髪の表面をおおっているもの)を改善し、髪にきれいなツヤをよみがえらせます。
このページでは、サラヴィオの白髪染め、くろめヘアカラートリートメントの特徴と使う前に知っておきたい注意点をお伝えします。
このページの目次
髪の表面に色をつけるタイプの白髪染め
くろめヘアカラートリートメントは、髪の表面に色をつけて白髪を隠すタイプの白髪染めです。ドラッグストアなどで簡単に手に入る「ヘアカラータイプ」の白髪染めとは違います。
ヘアカラータイプの白髪染めとは、髪の内部を脱色して色を入れ、髪を染めるタイプです。一方でくろめヘアカラートリートメントは、髪を脱色せず、髪の内部にも色を入れず、髪の表面に色を定着させて白髪を隠すタイプです。
ヘアカラータイプの白髪染めは、髪の内部に色を入れるため、1度使えば、しっかり染まります。しかしくろめヘアカラートリートメントは、髪の表面に色をつけるだけのため、1度ではしっかり染まりません。何度か続けて使うことで、徐々に色が定着していきます。
また、ヘアカラータイプで染めた場合は、色落ちはあまりしません。一方でくろめヘアカラートリートメントは毎日のシャンプーで少しずつ色落ちしていきます。
ただし、ヘアカラータイプの白髪染めは、強い薬剤を配合しています。髪の内部を脱色するためです。脱色するとき、髪をおおっているキューティクルを無理やり開いて、髪の内部に薬剤を入れるのです。
この強い薬剤が原因となり、かぶれやハレなどのアレルギー症状が発症する場合があります。
くろめヘアカラートリートメントは、強い薬剤を使わず、無添加にこだわった白髪染めです。ただ、人によってはハレやかゆみなどの異常がみられることがあります。
アレルギー体質の人や敏感肌の人は使う前にパッチテスト(配合されている成分でアレルギーがおこるかどうか調べるテスト)をすることをおすすめします。
くろめ昆布配合
くろめ昆布とは、大分県の佐賀関でとれる天然の昆布です。くろめ昆布の主成分は、「フコイダン」、「アルギン酸」、「フロロタンニン」です。
フコイダンは、保湿にすぐれています。頭皮が乾燥してしまうと、頭皮が固くなり血行が悪くなります。毛根は毛細血管から酸素や栄養を取り入れているため、血流が悪くなると、健康な髪が育たなくなります。
そのため、頭皮や髪にとって、保湿にすぐれているフコイダンは重要です。
さらにフコイダンには、髪を構成するアミノ酸が多く含まれています。髪をつくる細胞である、「毛母細胞」に働きかけ、髪の発育をうながします。
アルギン酸にも、高い保湿効果が期待できます。また、髪をおおっているキューティクルの保護、補修をする作用があります。
フロロタンニンは、抗菌効果や抗酸化作用があります。また、紫外線によるダメージから頭皮や髪を守る効果もあります。フロロタンニンは、特に頭皮のトラブルに良いとされている成分なのです。
9つの美髪成分
くろめヘアカラートリートメントには、先に述べたくろめ昆布のほかに9つの美髪成分を配合しています。
「ローマカミツレ」、「ローズマリー」、「クチナシ」、「オランダカラシ」、「アルニカ花」、「ゴボウ根」、「セイヨウアカマツ」、「ニンニク」、「セイヨウキズタ」から抽出されるエキスがそうです。
美髪成分 | 効果・作用 |
---|---|
ローマカミツレ | 抗炎症 抗菌 皮ふ代謝促進 |
ローズマリー | 抗酸化 抗菌 抗炎症 血行促進 |
クチナシ(主に染料) | 保湿 消炎 鎮静 |
オランダカラシ | 保湿 抗菌 血行促進 皮膚細胞活性 |
アルニカ花 | 抗炎症 血行促進 保湿 鎮静 |
ゴボウ根 | 保湿 抗炎症 血行促進 |
セイヨウアカマツ | 保湿 抗炎症 血行促進 消臭 |
ニンニク | 血行促進 発毛 抗酸化 |
セイヨウキズタ | 抗酸化 抗炎症 脂肪分解 血行促進 |
傷んだ髪を1分で補修
サラヴィオの研究所と旭化成ケミカルズによる研究で、「ジラウロイルグルタミン酸リシンNa」という、アミノ酸について研究結果が出されています。
それによると、ジラウロイルグルタミン酸Naは、傷んだ髪を1分で修復し、髪をつややかに保つ作用があることがわかりました。
色のバリエーションは3色
くろめヘアカラートリートメントの色の種類は、3色あります。「ブラック」、「ダークブラウン」、「ライトブラウン」です。
ブラックは、まっ黒ではなく自然な色合いの黒です。髪の根元の白髪を目立たせたくない人におすすめです。
ダークブラウンは、暗めの茶色です。明るさをおさえた黒髪にもなじむ色です。
ライトブラウンは、赤みをおびた明るめの茶色です。白髪が多く、明るい色に仕上げたい人向けです。
容器の見た目は男性向け(個人の感想)
写真のとおり、くろめヘアカラートリートメントは黒色の容器に入っています。しかも白色一色でデザインされています。そのため、見た目は男性向けのように見えます。
くろめヘアカラートリートメントを使う前に知っておきたい注意点
くろめヘアカラートリートメントは無添加で、ジアミン系の強い薬剤を使っていません。そのため、カラダには比較的に安心して使える白髪染めといえます。
しかし、使う前に知っておくべき注意点がいくつかあります。注意点を以下で紹介します。
1度の使用では染まらない
前述のとおり、くろめヘアカラートリートメントは、使うたびに徐々に希望の色に染まる白髪染めです。
使用者からよせられた感想では、「3本目くらいから色素がどんどん定着していくのを感じた」という声があります。実際に私も使いましたが、1本使い切ってもあまり染まりませんでした。
髪質により染まりにくい人もいる
髪が太くて硬い人は染まりにくいです。また、キューティクルが揃っていて健康な髪質の人も色がつきにくいです。
このような場合は、使用目安量よりも多く使ったり、放置時間を長めにするなどの必要があります。
色落ちしやすい
くろめヘアカラートリートメントで染めた後、毎日のシャンプーで色落ちしていきます。使ってみた私の感想は、色がつきにくく、落ちやすい印象です。
また、洗浄力の強いシャンプーを使うと、なおさら落ちやすくなります。
敏感肌の人はパッチテストをする
くろめヘアカラートリートメントは無添加にこだわった髪や頭皮にやさしい白髪染めです。しかし、すべての人に対して無害ではありません。
特に、以前ヘアカラータイプの白髪染めでかぶれたりハレたりした経験がある人や敏感肌の人は、使う前にパッチテストをしましょう。
爪と指の間に色が残る
くろめヘアカラートリートメントは、素手でも使える白髪染めです。ただし、爪のまわりや爪と指の間などについた色は落ちにくいです。
汚れが気になる人は、手袋をすると良いでしょう。
衣類についた色は落ちない
白髪染めをしているとき、クリームが壁やタイルにつくことがあるかもしれません。素材によっては拭いても色は落ちません。
私は使用中にタイルにつけてしまいましたが、タイルはティッシュで拭くだけで簡単に落ちました。しかし、タオルに付いた色は洗濯をしても落ちませんでした。
すすぎが不十分だと色移りする
白髪染めをしたあと、最後にすすぎますが、すすぎが不十分だと服やまくら、帽子などに色移りする場合があります。
すすぎは、お湯の色が無色透明になるまで、しっかりすすぐ必要があります。
仕上がりにツルツル感はない
くろめヘアカラートリートメントには、名前のとおりトリートメント効果があります。しかし、シリコン剤を配合していないため、すすいだ後に髪を指でとかしても、ツルツル感はあまり感じられません。
シリコン剤を配合していない理由は、シリコン剤は蓄積しやすく、頭皮に悪影響を与える可能性があるからです。
そのためくろめヘアカラートリートメントには、シリコン剤を使わない代わりにマカダミアナッツ油を配合し、自然なツヤが得られるようにしてあります。
黒髪は明るく染まらない
白髪をブラウン系に染めるとき、白髪だけでなく黒髪も染めたくなるかもしれません。しかし、黒髪は明るく染まりません。色素的に黒色のほうが茶色よりも濃いため、黒色に茶色が付着しても目立たないためです。
時間にも経済的にも余裕のある人におすすめな白髪染め
このページでは、くろめヘアカラートリートメントの特徴と注意点について伝えています。
これまで述べたとおり、くろめヘアカラートリートメントは1度使うだけでは希望の色に染まりません。
一般的に白髪用ヘアカラートリートメントは、どれも1度の使用だけではしっかり染まりませんが、くろめヘアカラートリートメントは特に染まりにくく感じます。私が使った結果でも1本使い切っても白髪は隠せませんでした。
そのため、しっかり白髪を隠すためには、2~3本続けて使う必要があるようです。そうなると、多くの時間とお金が必要となります。
ただ、頭皮や髪への悪影響は少ないと思います。頭皮のかゆみもなく、素手で使ったときの肌荒れもありませんでした。個人的に、この点では安心して使える白髪染めといえます。
くろめヘアカラートリートメントは、時間をかけてじっくり染めていきたい人で、なおかつ白髪染めに多めのお金を使える人におすすめできる白髪染めです。
色の種類 | ブラック ダークブラウン ライトブラウン |
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放置時間 | 10~15分 |
内容量 | 200g |
価格 | 1本 3036円(税込み) 2本セット 5951円(税込み) アウトレット3本セット 5000円(税込み) |
送料 | 2本セットは無料 |
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