「仕上がり・使用感に満足」、「ケアされている感がはっきりわかる」、「髪が若返った感じ」など、使用者から感謝の言葉をもらっている白髪染め、「くろめヘアカラートリートメント」をご存じですか。
くろめヘアカラートリートメントは、スキンケア商品やヘアケア商品に定評のある、サラヴィオ化粧品が開発した白髪染めヘアカラートリートメントです。
一般的な白髪染めトリートメントに対する不満点は、「仕上がり」、「安全性」、「手軽さ」が8割以上をしめています。
これらの不満を克服するためにサラヴィオの研究者が立ち上がり、地肌と髪にやさしい白髪用ヘアカラートリートメントを目指して開発したのがくろめヘアカラートリートメントなのです。
本当に染め上がりが良いのか、安全面は大丈夫か、手軽に染められるのかを検証するため、くろめヘアカラートリートメントを実際に注文してみました。このページでは、くろめヘアカラートリートメントを使って白髪を染めてみた経過と結果をお伝えします。
このページの目次
体験レポート
くろめヘアカラートリートメントを注文すると、写真のように、佐川郵便の袋に入って商品が届きます。これまでいくつかのヘアカラートリートメントを取り寄せてきましたが、専用の箱がなく、宅配便の袋に直接入れた状態で届いたのは初めてです。
経費削減という面では良いでしょう。しかし、「せめて箱には入れてほしい」と思う人には、少し違和感があるかもしれません。
くろめヘアカラートリートメントは、「ブラック」、「ダークブラウン」、「ライトブラウン」の3色から色を選ぶことができます。今回は、ブラックを取り寄せて使っていきます。
届くもの
袋をあけると、以下のものが入っています。
- くろめヘアカラートリートメント本体
- クシ(コーム)
- ヘアキャップ
- ビニール手袋
- ご使用のご案内
- サラヴィオの商品一覧
- 注文用紙(ハガキとFAX注文用紙)
- 全額返金についての用紙
手袋やヘアキャップ、コームが同封されているので、特に別口で買い揃える必要はありません。
ただ、公式ページでは、「クシ、巾着、シャワーキャップの3点セット付き」とあるのに対し、実際に届いたのは、巾着がなく手袋がついてきたので、少し戸惑ってしまいました。
同封されている「使用案内」には、「いつもついてくる3アイテム」とあり、クシとシャワーキャップ、ビニール手袋が載っています。
公式ページと実際に届くものが異なっているため、メーカーに確認したところ、「クシ、巾着、シャワーキャップの3点セット付き」は、古い情報なのだそうです。
現在は、「クシ、シャワーキャップ、ビニール手袋」ということです。
この話を聞いてから他の公式ページを探してみると、「いつもついてくる4アイテム、クシ、シャワーキャップ、ビニール手袋、シャンプーサンプル」というページもみつかりました。
このように情報が揃っていないのは、メーカーの手抜きといえるかもしれません。
ヘアキャップといったりシャワーキャップといったりしますが、ヘアキャップとシャワーキャップの違いは特にありません。
シャンプーの後にリンスやトリートメントなどをするときにかぶればシャワーキャップといいます。白髪染めの際の放置時間にかぶる場合は、ヘアキャップといってよいでしょう。
また、「手軽に使える」をアピールするためかもしれませんが、使用手順は比較的簡潔に書いてあります。ステップ1で「洗う」、ステップ2で「塗る」、ステップ3で「すすぐ」です。では、くろめヘアカラートリートメントで白髪を染めていきます。
白髪染めの準備
くろめヘアカラートリートメントで白髪を染めるにあたり、準備するものは特にありません。先ほどお伝えしたとおり、手を汚さないための手袋も、保温のためのヘアキャップも同封されています。さらに、クリームを均等に伸ばすためのクシ(コーム)もついています。
服装ですが、お風呂に入りながら使うのであれば問題ありません。しかし、お風呂に入らずに使うのであれば、汚れても良い服を着ると良いでしょう。汚れても良い服がない場合は、汚れても良いタオルを首から肩にかけて羽織れば大丈夫です。
シャンプーする
くろめヘアカラートリートメントで白髪を染める前に、シャンプーをします。髪についたホコリや汚れをとるためです。また、リンスや整髪料などもしっかり落としたほうが色がつきやすくなります。
このとき使うシャンプーは、シリコンが配合されていないシャンプーにすると良いです。シリコンが含まれているシャンプーを使うと、髪をコーティングしてしまうため、色がつきにくくなるからです。
髪を乾かす
シャンプー後は、タオルを使い水分を取ります。濡れたままの髪では、クリームが流れてしまい、色がつきにくいからです。
手にとる
くろめヘアカラートリートメントを使うとき、クリームをクシに直接つけて髪に塗布する方法と、一旦手のひらに出してから髪にのせていく方法があります。
説明書によると、手のひらについた色は、すぐに洗えば落ちるようです。今回は、手のひらにだしてから使ってみます。
使用量の目安ですが、公式ページと同封されて届く「使用案内」とで書いてあることが違います。以下に表にしてみます。
公式ページ(その1)
男性(短髪) | ピンポン玉1個分(約10g) |
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女性(ミディアム) | ゴルフボール1個分(約15g) |
公式ページ(その2)
女性(ショート) | ゴルフボール1個分大(約15~20g) |
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女性(ミディアム) | ゴルフボール1~2個分(約15~30g) |
使用案内
男性(短髪) | ピンポン玉1~2個分 |
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女性(セミロング) | ピンポン玉3~4個分 |
上記のとおり、使用目安量の表記が異なるのはなぜか、メーカーへ問い合わせてみました。すると、「ピンポン玉といったり、ゴルフボールと表現したりしていることは良くない。また、目安量も統一できていないことも良くない。
ただ、お客様の白髪の質や量で使用量が異なるため、たっぷり使うイメージで使ってほしい」ということです。
塗布する
くろめヘアカラートリートメントを塗布するときは、白髪の気になる部分からクリームをのせていきます。特に使い始めは多めのクリームを使うことが、よく染めるためのポイントのようです。
また、手ではのせにくい生えぎわなどに塗布するときは、付属のクシを使うと良いです。生えぎわを染めるときのポイントは、クシでクリームを伸ばすのではなく、クリームを髪にのせる感じで使います。
爪のまわりや爪の間についた色は落ちにくい
先ほどお伝えしたとおり、今回は手のひらにとってから使ってみました。左手にクリームをとり、右手でクリームを塗布してみました。
結果、写真のとおり、手には色がついています。この手をお湯と石けんで洗ってみます。
私はこれまで、いくつかの白髪用ヘアカラートリートメントを使っています。その際、多くの白髪染めの説明書には「手についた色は洗えば落ちる」とあります。しかし実際は、それほどきれいにはならないものが多いです。
そのような中、くろめヘアカラートリートメントは、比較的きれいに落ちるほうだと思います。ただ、完全に色が落ちたわけではありません。また、爪のまわりや間に入った色は落ちにくいです。
染めた後にすぐに人と会う場合や、人前に手を出す仕事をされている人は、直接クリームを手に取らず、手袋をすると良いでしょう。
15分放置する
くろめヘアカラートリートメントで白髪を染めるとき、髪にクリームを塗布した後、髪に色が定着するまで放置する時間が必要です。最初は15分、2回目以降は10分と説明書に書いてあるため、15分待ちます。
このとき、付属のヘアキャップをかぶると髪が保温され、色づきが良くなります。ただ、気のせいかもしれませんが、くろめヘアカラートリートメントと一緒に送られてくるヘアキャップは、他の白髪用ヘアカラートリートメントに付属としてついていたヘアキャップと比べると、少し小さく感じます。
しっかりすすぐ
15分たったので、ヘアキャップを外し、お湯ですすぎます。シャワーを使いますが、シャワーのお湯の色が無色透明になるまでしっかりすすぎます。
このとき、しっかりすすがないと、服やまくらに色移りする可能性があります。また、次の日であっても汗をかくことで服や帽子などに色移りすることもあります。すすぎは十分にする必要があります。
乾かす
すすいだ後は、ドライヤーを使って髪を乾かします。タオルで乾かしただけでは水分が多く残りすぎています。
髪に水分が残ったままだと、髪の表面をおおっているキューティクルが開いたままで、髪を傷める原因となります。すすいだ後は、ドライヤーを使って乾かしましょう。
使用1回目の結果
くろめヘアカラートリートメントで白髪を染めてみたときの、1回目の使用後の写真です。ご覧のとおり、あまり染まっていません。
説明書では、「最初は1週間使う」と書いてあります。そのため、しばらく続けて使ってみます。
使用2回目の結果
1回目ではクリームを直接手に取りましたが、爪のまわりがが汚れることがわかったため2回目以降は手袋します。同封されている手袋を取り出すと、かなり薄いです。すぐに破けそうです。手にはめるとき気をつけましたが、やはり破れてしまいました。
そのため、以前から使っているゴム手袋(100円均一商品)を使うことにします。また、3回目以降も同様です。
使用量ですが、1回目であまり染まらなかったため、少し増やしました。しかし、2回使ってもあまり染まりません。
使用3回目の結果
使用前と比べると少し色がついているようですが、3回染めてもあまり黒髪になりません。他の白髪用ヘアカラートリートメントの多くは、3回染めると、ある程度髪に色がついています。しかしくろめヘアカラートリートメントは、簡単には色がつかないようです。
基本的に白髪用ヘアカラートリートメントには、どんなに無添加な白髪染めであっても、薬剤は使っています。薬剤を使わないと黒く染まらないからです。
薬剤をおさえればおさえるほど色はつきにくくなります。つまり、天然成分を多く配合し、薬剤をおさえている白髪用ヘアカラートリートメントほど、染まりにくいとも考えられます。
この点から考えると、くろめヘアカラートリートメントは、染まりにくい分、薬剤をおさえてあるのかもしれません。
先ほどお伝えしたとおり、最初は1週間続けて使うと書いてあるため、もうしばらく続けてみます。
使用4回目の結果
写真では、染まっているように見えますが、実際はそれほど黒く染まっていません。こめかみあたりの染まり方が特によくないため、クリームを多めに塗布しましたが、それでも染まりません。
しかも、シャンプーする度に色が落ちているのがわかります。染める前の白髪頭に近い状態です。
染めた後、髪を乾かし鏡をよく見ると、髪の色が緑色になっています。一般的には、パーマ液と白髪染めを一緒に使ったり、以前使った白髪染めの成分が残っている状態で別の白髪染めを使ったりすると、髪が緑色になる場合があります。それぞれの成分が化学反応をおこし、髪が緑色になるのです。
しかし今回の私の場合、パーマはかけていませんし、別の白髪染めを使ってから4週間以上たっています。その間、毎日シャンプーしています。そのため、パーマ液や別の白髪染めの成分が髪に残っていることは考えにくいです。
髪が緑色に染まったことをメーカーに聞いてみました。すると、「他の白髪染めなどの薬剤が残っていない場合、染まりが悪いか、シャンプーの洗浄力が強いため、付いた色から赤みだけが落ち、緑色が残った可能性がある」そうです。
また、髪質の問題で、髪が太かったり固かったりすると染まりにくいそうです。そのため、髪が緑色になる可能性があるようです。
このような事例は、ときどきお客様の声として届いているそうです。
使用5回目の結果
くろめヘアカラートリートメントを使い始めて5日目、5回目の白髪染めをしようとしたところ、クリームが少ししか残っていませんでした。使用目安量の半分もありません。
そのため、特に白髪が染まっていないこめかみあたりに使い、終了とします。結果としては、ほぼ白髪は染まっていません。
ご覧の写真は5回目の使用後にシャンプーした状態の写真です。どちらかというと、染める前より白髪が目立っているような印象です。
1本で使える回数ですが、公式ページでは、「短髪の場合、約15回分」とあります。しかし、さすがに15回は使えないと思います。
1週間毎日染めるためには2本以上必要
今回は、くろめヘアカラートリートメントを4回使ったところで、1本終わってしまいました。メーカーのおすすめする目安量より多く使ったかもしれません。
それでも「最初は多めに使う」と書いてありますし、極端にたくさん使ったわけでもありません。1回につき、ピンポン玉1,5~2個分のイメージです。
公式ページには、「最初の1週間は毎日使われることをお勧めします」とあります。しかし、1週間続けて染めるためには、2本以上買わなければならないことがわかりました。1本使い切っても白髪を黒く染められなかったのは、残念です。
今回は、くろめヘアカラートリートメントを1本使っても染まらなかったため、これで一旦、終了します。
髪や頭皮にやさしいかもしれないが、染まりにくい
ここまで、くろめヘアカラートリートメントで白髪を染めてみた経過と結果をお伝えしています。冒頭でお話した、「仕上がり」、「安全性」、「手軽さ」を考えてみます。
今回の私の髪に関しては、くろめヘアカラートリートメントの仕上がり具合はあまり良いとはいえません。
くろめヘアカラートリートメントを1本使い切ってもしっかり染まらなかったからです。しかも、予想していなかった「緑色」に染まる結果となってしまいました。
さらに、色落ちも早く感じます。シャンプーすると、毎回白髪にもどっているイメージがあります。
安全性については、良いでしょう。クリームが手についてもある程度落ちますし、色がついた部分がカブレたりかゆくなったりすることはありません。今回、頭皮についても肌荒れや刺激などはありません。
ただ、敏感肌の人やアレルギー反応がでやすい人などは、使う前にパッチテスト(配合されている成分により、アレルギーがおこるかどうかを調べるテスト)をしてください。パッチテストのやり方はこちらをご覧ください。
手軽さですが、他の白髪用ヘアカラートリートメントとあまりかわりありません。染めて待ってすすぐだけです。そのため、手軽であるといえます。
個人的にくろめヘアカラートリートメントをトータルで評価すると、髪や頭皮の安全性を重視して、経済的なことや時間、手間などを惜しまないのであれば、おすすめできます。
しかし、「できれば2~3回で染めたい」、「多くても5回以内でしっかり染まって欲しい」と考えるのであれば、くろめヘアカラートリートメントはあまりおすすめできない白髪染めです。
くろめヘアカラートリートメントの特徴
サラヴィオのくろめヘアカラートリートメントは、髪の表面に色をつけて白髪を隠すタイプの白髪染めです。強い薬剤を使い、髪の内部を脱色して染め上げるヘアカラータイプの白髪染めとは違います。
そのため、1度使っただけでは白髪を隠せません。白髪を希望の色に染めるためには、数回続けて使う必要があります。また、毎日のシャンプーで色落ちするのもこのタイプの白髪染めの特徴でもあります。
「それでは、ヘアカラータイプの白髪染めのほうが良いのではないか」と思うかもしれません。しかしヘアカラータイプの白髪染めは、頭皮に悪影響を及ぼす可能性のある薬剤を使っているため、アレルギーをおこすことがあります。
たとえば、頭皮がかゆくなったりかぶれたりします。さらに人によっては、手やクビまでかぶれたり顔が腫れあがったりする場合もあります。
くろめヘアカラートリートメントは、アレルギーの原因の一つとされるジアミン系の薬剤を配合していません。成分は無添加にこだわり、髪や頭皮にやさしい成分を配合しています。そのため、アレルギーは出にくい白髪染めといえます。
くろめヘアカラートリートメントは、名前のとおりトリートメント効果も期待できます。くろめ昆布の他に、ローズマリーエキスやクチナシエキスなど、9つの美髪成分が配合されています。そのため保湿にすぐれ、頭皮環境を整え、ツヤやハリのある髪質に近づけます。
ダメージを受け、髪をおおっているキューティクルが傷んでいても、くろめヘアカラートリートメントに配合されている成分の作用により、キューティクルが整いきれいなツヤのある髪によみがえります。
きれいに染める3つのポイント
前述したとおり、くろめヘアカラートリートメントの使い方は簡単です。まずシャンプーして、クリームを髪になじませ、すすぐだけです。
染めるときに、きれいに染めるポイントが同封の使用案内に載っているため、以下に紹介します。
ポイント1:水分をとる
これまでお伝えしたとおり、くろめヘアカラートリートメントを使う前にシャンプーをします。シャンプーをした後の水分をしっかり拭き取ることが「ポイント1」です。
水分が残っていなければ、塗りムラを防ぎます。また、クリームがしっかり付着し、色が定着しやすくなります。
ポイント2:決めては量
特に初めて使うときは、多めの量を使ったほうが良いです。他にも、白髪が目立つところや多いところには多めに使うことをおすすめします。
ポイント3:クシとヘアキャップを使う
髪の生えぎわやこめかみにクリームを塗布するときは、クシを使うときれいに塗れます。また、爪を伸ばしている人や手先を汚したくない人にも、クシはおすすめです。
さらに、放置時間には、ヘアキャップを使うと良いです。髪があたたまり、温度が一定になるため、成分がしっかり浸透するからです。
今回の私の髪には、効果なし
上記の「きれいに染める3つのポイント」は、くろめヘアカラートリートメントを注文すると同封されている使用案内に書かれているものです。
そのため、多くの人に効果があると思われます。他のヘアカラートリートメントの使い方を見ても、同じようなことが書かれています。
ただ今回に限っては、4回の使用ではまったく効果がなかったといえます。さらに、髪が緑色に染まってしまったことも残念です。
色の種類 | ブラック ダークブラウン ライトブラウン |
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放置時間 | 10~15分 |
内容量 | 200g |
価格 | 1本 3036円(税込み) 2本セット 5951円(税込み) アウトレット3本セット 5000円(税込み) |
送料 | 2本セットは無料 |