潤いを与えながら白髪を染め、植物エキスで健康な髪に育てる白髪染めトリートメント、「綺和美(きわび)」をご存知ですか?
綺和美は、22種類の植物由来のエキス成分を配合することで髪をケア・補修し、ツヤやかな髪に整えます。また、髪や頭皮にやさしい無添加・ノンシリコーンにもこだわっています。
このページでは、白髪染めトリートメント綺和美を使って白髪を染めて見た経過と結果をお伝えします。
このページの目次
体験レポート
白髪染めトリートメント綺和美の色の種類は、「ブラック」、「ダークブラウン」、「ライトブラウン」の3色です。今回は、ブラックを使って染めていきます。
届くもの
インターネットを使って注文すると、写真のような箱で届きます。
フタを開けてみると、このようなものが入っています。
- 綺和美本体
- 綺和美のパンフレット
- コーム
- 明細書
中身は実にシンプルです。綺和美の姉妹品の紹介などはありません。パンフレットに書かれている内容は、公式ページをさらに簡潔にしたようなものです。
シンプルなことは良いのですが、実際に注文して届くパンフレットには、公式ページに載せきれない情報もあるとうれしく思います。
綺和美は素手で使える白髪染めですが、手の汚れが気になる人は、手袋を使うように書いてあります。しかし、手袋のサービスは付いていません。手の汚れが気になる人は、自分で手袋を用意する必要があります。
白髪染めの準備
先ほどお伝えしたとおり、白髪染めトリートメント綺和美は素手で使うことができます。ただ、爪の周りや指と爪の間に付いた色は落ちにくいです。
そのため、手を汚したくない人は、手袋を準備します。特に、ブラックのカラーを使う場合は、ダークブラウンやライトブラウンよりも色が残りやすいです。私は100円ショップで買ったゴム手袋を使っています。
綺和美で白髪を染めるときに、塗布したあとの放置時間が必要です。このとき、ヘアキャップをかぶったり頭にラップを巻いたりすると色がつきやすいです。
そのための、 手袋以外に準備するものとしてヘアキャップやラップがあるとと良いでしょう。私はラップを使います。
髪全体にクリームを伸ばすときや、もみあげや髪の生えぎわに塗布するとき、コームを使うと良いです。コームは付属品として付いているため、あらたに買い求める必要はありません。
綺和美は、洗髪後の乾いた髪に使うことを推奨しています。そのため、使う前にシャンプーをして、ドライヤーで乾かすておく必要があります。髪が汚れていては色がつきにくく、乾いた髪に使う方が色づきが良いためです。
ただし、シリコーン入りのシャンプーは避けるほうが良いです。シリコーンは髪1本1本をコーティングします。コーティングされた髪は色がつきにくいからです。
アレルギー体質の人や敏感肌の人は、使う前にパッチテスト(使う商品の成分によってアレルギー症状がでるかどうか調べるテスト)を行います。
綺和美は、無添加でノンシリコーンの商品ですが、全ての人にアレルギーが出ないわけではありません。パッチテストのやり方はこちらをご覧ください。
クリームを手に取る
多くの白髪染めトリートメントの説明には、1度に使うクリームの目安量が書かれています。例えば、30gとか40g、またはピンポン球1個分とかゴルフボール1個分などです。
しかし、綺和美には、そのような表示がありません。とりあえず、他の白髪染めトリートメントと同じようにピンポン球1個分くらいを出して使ってみます。
私の場合、こめかみあたりの白髪が目立つため、こめかみから塗り始め、その後髪全体に塗布していきます。
塗布していくと、最初に出したクリームの量では少し足りません。最終的には、最初に出した量の1、5倍くらい使いました。
20分間放置する
これまでいくつかの白髪染めトリートメントを使ってきました。全ての白髪染めトリートメントには塗布した後の放置時間が必要です。ただ、放置時間は商品によってさまざまです。短いもので3分、長いもので20分程度です。
綺和美も同様に放置時間が必要です。綺和美の放置時間は10〜20分です。これは平均的な時間といえます。今回は、20分おいてみます。
このとき、ヘアキャップをかぶるか、頭にラップを巻くと髪が温められ色のつきがよくなります。今回は、ラップを巻いてみます。
しっかりすすぐ
20分たったため、シャワーを使ってすすぎます。このとき、ぬるま湯程度の水温が良いです。
お湯の温度が熱すぎると、髪についた色も落ちてしまいがちということもありますが、頭皮の健康のために必要な皮脂も落とし過ぎてしまいます。また、水では、しっかりすすぎきれない可能性があります。
シャワーのお湯の色が透明になるまでしっかりすすぐことが重要です。すすぎが不十分の場合、服やタオル、マクラなどに色移りする可能性があります。
ドライヤーで髪を乾かす
十分にすすいだ後は、髪を乾かします。髪をいつまでも湿らせておくと、髪が痛む原因となります。髪を洗った後はキューティクルが開いています。キューティクルが開いたままでは、髪を守ることができません。髪はダメージを受けやすくパサついた髪になります。
タオルドライしたあと、ドライヤーを使って髪の根元からしっかり乾かします。
ただ、乾かしすぎも髪を傷める原因になります。髪の水分量は11〜13%程度です。乾かしすぎにも注意します。
1回目の使用結果
綺和美の説明には、「〇回染めるときれいに白髪が隠せる」ということが明記されていません。そのため、1度の使用である程度白髪を隠すことができるのかと期待していました。
しかし結果は、写真の通りです。染まりはしていますが、それほど黒くは染まっていません。2回、3回と続ける必要があるようです。
2回目使用結果
2回目使用後の写真を撮るのを忘れてしまいました。写真がないため説得力がありませんが、1回目よりも黒く染まっています。3回目に期待します。
3回目使用結果
3回続けて染めると、だいぶ黒く染まります。白髪染めトリートメント綺和美は、しっかり染まる白髪染めといえます。
希望の色に染めた後は、1週間に1〜2回程度の使用で色をキープできます。また、自分で白髪が気になる頃に染めるのも良いです。
白髪染めトリートメント綺和美の特徴
白髪染めトリートメント綺和美は、髪の表面に色をつけるヘアマニュキュアタイプの白髪染めです。
このタイプの白髪染めの特徴の1つは、1度の使用ではしっかり白髪を隠すことができないことです。つまり、数回続けて使うことで徐々に白髪を隠していくタイプということです。
「1度で染められないのであれば、なんども染めなくてはならないため面倒くさいのではないか」と考えるかもしれません。
しかし、ヘアカラータイプの白髪染めのように1度でしっかり染めるためには、強い薬剤を使う必要があります。強い薬剤は、髪や頭皮にダメージを与え、ときにはアレルギーを引き起こすこともあります。
綺和美は、強い薬剤を使わずに、植物由来の成分を配合することで、髪や頭皮にやさしい白髪染めになりました。そのため、数回続けて使い徐々に白髪を隠すタイプとなったのです。
また名前のとおり、トリートメント効果を併せ持ちます。白髪を隠すだけではなく、髪や頭皮にうるおいを与え、健康的な髪を育てるヘアケア効果が期待できます。
前述している植物由来の天然成分とは、センブリやオタネニンジン根など、全22種類です。これらのエキスが髪にうるおいを与え、頭皮をすこやかに保ちます。
綺和美は、5年後、10年後の髪や頭皮の健康を考え、無添加でノンシリコーン処方を採用しています。綺和美は、天然成分を配合することで髪や頭皮にダメージが少なく、トリートメント効果が期待できる白髪染めなのです。
使い方
綺和美の使用方法は、他のヘアカラートリートメントとほぼ同じで、簡単3ステップです。気をつける点は、シャンプー後の乾いた髪に使うことです。使用方法を以下でお伝えします。
ステップ1:シャンプー後、髪を乾かす
白髪染めトリートメントの中には、シャンプー後タオルドライした髪が多少湿っている状態のまま使うことをすすめているものもあります。しかし綺和美は、シャンプー後の乾いた髪に使うことを進めています。
髪が湿っていると、色づきが悪くなり、色むらになる可能性が高くなるからです。
ステップ2:髪に塗布し、10~20分放置する
綺和美は、素手で使えます。素手で使うときは、手に色がつきにくくなるように、先に手を濡らしておく必要があります。前もって手を濡らしておかないと、手のひらに色がついてしまいます。
しかし、手を湿らせておいても、爪の周りや爪と指の間に入った色は落ちにくいです。手を汚したくない人は、素手で扱わずに最初から手袋をすることをおすすめします。
ブラック、ダークブラウン、ライトブラウンの中でも、特にブラックは色が残りやすいです。ブラックを使うときは、特に注意が必要です。
塗布するときは、白髪が目立つところを重点的に、白髪が隠れるまでしっかり塗布します。
塗布した後は、10〜20分間放置します。放置するとき、ヘアキャップをかぶったり頭にラップを巻いたりすると、髪があたためられ色のつき具合がよくなります。
さらに一層の効果を得たい場合は、放置時間を30〜60分間にすると良いです。白髪染めトリートメントの中には、ある一定時間をすぎると、それ以上放置しても色のつき具合に変化がないものがあります。しかし綺和美は、放置時間を延ばすと、延ばしたぶんだけ色がつく白髪染めです。
ステップ3:すすぎ乾かす
放置時間が過ぎたところで、シャワーなどを使い、ぬるま湯ですすぎます。すすぎのときは、お湯の色が透明になるまで、しっかりすすぎます。
すすぎが不十分の場合、服やタオルに色移りする可能性があります。
すすいだ後は、ドライヤーを使って髪をしっかり乾かします。髪が湿っている状態は、髪の表面をおおっているキューティクルが開いている状態で、髪がダメージを受けやすい状態といえます。髪をすすいだ後は、しっかり乾かします。
しっかり染まり髪や頭皮にやさしいが、高級な白髪染め
このページでは、綺和美を使って白髪を隠してみた経過と結果を伝えています。染めてみた結果としては、3回の使用でほぼ白髪を隠せたため、白髪染めトリートメントとしては、しっかり染められる部類に入ると感じます。
また今回の場合、特に頭皮のカユミもなく、アレルギーらしきことも起きませんでした。
この2点で判断すると、髪や頭皮に優しく、白髪をしっかり隠せる白髪染めといえます。
ただ、多くの白髪染めトリートメントの内容量が200gであるのに対し、綺和美は、150gと少し少ないです。さらに価格も4980円と高めに設定されています。
これまでいくつかの白髪染めトリートメントを使ってきましたが、綺和美と同じように染まり、アレルギー症状がでなかった商品もいくつかあります。綺和美とそれらの商品の価格を比べると2倍近い価格設定となっています。
3回使っただけではすべてを判断することはできませんが、綺和美は価格が高いため、続けにくいかもしれません。