一般的に白髪用カラートリートメントというと、チューブに入っているクルーム状のものをイメージすると思います。しかし、新発想の泡のカラートリートメントがあります。ナノエッグさんの「キラリ(煌髪)白髪用ヘアカラートリートメントムース」がそうです。
キラリは、ジアミン系の薬剤を使っていないのに、1回で感動の染め上がりだと聞きます。ムース状の泡が、髪の毛1本1本をしっかり包み、むらなく染めるそうです。
本当に広告通りなのか、実際に購入して私の白髪を染めてみます。このページでは、ナノエッグさんのキラリで白髪を染めてみた結果を報告します。
このページの目次
注文すると届くもの
通販でキラリを買うと、このような箱で届きます。
- キラリカラートリートメント本体
- コーム
- 手袋
- キラリの説明書
- シャンプーとトリートメントのサンプル(各2袋)
- 他の商品のパンフレット
- 限定キャンペーンのお知らせ
- 社長あいさつ
- 明細書
コームがサービスなのは、うれしいです。手袋も1回分ですがついてくるので助かります。しかし説明書に、ヘアキャップをかぶると良いと書いてあるにも関わらず、ヘアキャップがないのは、残念です。
キラリの説明書の中に、使用方法が載っています。他の白髪染めと比べると、とてもシンプルな内容となっています。
キラリの使用方法
【ステップ1】
キャップをつけたまま、缶を上下に5回程度ふり、缶を真下にして手袋をはめた手に適量を取ります。
【ステップ2】
乾いた状態の髪全体、または生えぎわや気になる部分にムラなくなじませます。
【ステップ3】
10分以上おきます。その後、すすいだお湯に色が出なくなるまで洗い流します。
【ステップ4】
シャンプーなどで丁寧に洗髪します。タオルで水気を取り、ドライヤーで乾かします。
また、より効果的に染める方法として、放置時間にヘアキャップをかぶり、ドライヤーで温めると良いと書いてあります。今回は、同封されている説明書のとおりに使ってみます。
乾いた髪のほうがよく染まる
白髪用ヘアカラートリートメントの中には、「湿った髪のほうがよく染まる」という白髪染めがあります。しかしキラリは逆で、「乾いた髪に使うほうがよりしっかり染まる」と書いてあります。そのため、乾いた髪に使ってみます。
手袋をする
キラリは、素手で使うと手や指に色がつきやすいと明記してあります。他のヘアカラートリートメントは、素手で使って良いと書いてあるものが多いです。キラリは、色が落ちにくい成分が配合されているということでしょうか。
しかし、素手で使って良いと伝えている白髪染めでも、爪のまわりや爪の間に入った色は落ちにくいため、最初から手袋を使うように支持してあるのは、堂々としているともいえます。
缶を下向きにしてムースを出す
缶の中には、白髪染めとガスが入っています。中身をしっかり出すために、まずは缶を上下に振ります。このとき、キャップはつけたままにします。
缶を振ったら、ムースの出口を下に向け、缶が垂直になるようにし、手袋をしている手のひらの上に、ゴルフボールくらいの量のムースを出します。
缶を上向きや斜めの状態で中身を出そうとすると、中身が出ずにガスだけ出てしまう可能性があります。そうなると、泡がゆるい状態になります。ご注意ください。
髪全体になじませる
手に取ったムースを髪になじませます。指で塗布したり、コームを使ったりして塗布していきます。「生えぎわや白髪が多い部分から塗りましょう」というような注意書きはありません。
使用量の目安は、ショートヘアでゴルフボール3~4個分くらいです。今回は、4個分くらいを使います。
使った印象は、これまで使ってきた白髪染めがクリームだったため、ムースがシャバシャバしていて、髪全体にいきわたっているのか、わかりにくかったです。
また、私は後頭部の髪を短めにカットしてありますが、キラリは、短髪には不向きのような印象をもちました。クリームでしたら髪に定着しやすいですが、ムースは髪の向きに逆らうとハネてしまいます。壁や床を汚す原因となるため、注意が必要です。
放置時間は10分
ムラなく髪になじませたら、10分間そのまま放置します。このとき、ヘアキャップをかぶり、ヘアキャップの上からドライヤーで温風をあて髪を温めると、より効果的に染まります。
ドライヤーをあてる時間は5~10分です。今回は5分あててみます。ドライヤーで温風を当てるときの注意点は、同じ場所ばかりをあてないことと、温風の強弱のスイッチがある場合は、弱を使うことです。
1ヶ所ばかりに温風をあて続けたり、強めの温風を使うと、ヘアキャップが変形してしまう可能性があるからです。
また、しっかり染めるためには、放置時間をのばすと良いです。ただ、20分以上放置しても染まる仕上がりに違いがあまりないため、最長時間を20分までとします。
しっかりすすぐ
10分たちましたので、すすぎます。今回は染める前にシャンプーをしたため、すすぎだけにします。シャンプーをせずに染める場合は、このタイミングでシャンプーをします。
キラリにトリートメント効果はありますが、お手持ちのトリートメントをすると一層髪に潤いが保てます。
すすぎの際は、お湯が透明になるまでしっかりすすぎます。すすぎがあまいと、色移りの原因になります。服などについた色は落ちないため、しっかりすすぎましょう。
ドライヤーで乾かす
すすぎ終わったら、タオルで水気をとり、すぐにドライヤーでしっかり乾かします。髪は、湿ったままですと、ダメージを受けている状態です。色落ちの原因にもなります。そのため、ドライヤーを使って乾かします。
1回目の使用後の状態
キラリの公式ページには、「1回で感動の染め上がり」という文字が大きく書いてあります。写真では、かなり染まっているように見えます。
しかし、実際はそれほど染まっていないように感じます。妻も「しっかりは染まっていない」という印象のようです。ムースのなじませ方がうまくなかったかもしれませんが、髪をかきあげると、根元もあまり染まっていません。
2回目の使用後の状態
写真で、1回目の使用後と2回目の使用後を比べても、あまり変わっていないように見えます。実際は、2日続けて染めることで、黒さが深まっているように感じています。
1回目ではしっかり染まらなかった髪の根元部分も、2回目ではある程度染まりました。根元は、1回目ではあまり染まらなかったため、1回目より気をつけて塗布したせいもあると思います。それでも染まってたので良かったです。
キラリは毎日使うこともできますが、これだけ染まれば、3日続けて染める必要はないと判断します。また色が落ちてきたら染めれば良いでしょう。
2回の使用で白髪はほぼ隠せる
このページでは、ナノエッグさんの白髪用カラートリートメントムースのキラリ(煌髪)を実際に使ってみて、染まり具合や髪への影響などを検証しています。
染めてみた感想は、公式ページで「1回で驚きの染め上がり」というほど、1回でしっかり染まる印象はありません。しかし、2回続けて染めると、ある程度色がつき、白髪はほぼ隠せていると思います。
髪への影響は、2回の使用ではあまり感じられませんでした。ただ、髪のハリがなくなるとか、ツヤがなくなるなどの、マイナスなイメージはありません。
これまで、髪や頭皮に良いといわれているいくつもの白髪用ヘアカラートリートメントを試しているため、今現在、髪が健康的になっている状態だと思っています。キラリを使ってもこの状態をキープできているため、髪や頭皮に良い影響を与えてくれていると思います。
ただ、クリーム状の白髪染めと比べて、ムースがシャバシャバしているので、短髪には不向きかもしれません。髪にさからってなじませようとすると、ムースが飛び散る可能性があるからです。短髪部分には、髪の向きに逆らわずにゆっくり馴染ませれば問題ないかと思います。
使用量の目安
部分染め(分け目、生えぎわ) | ゴルフボール約2~3個分 |
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全体染め(ショートヘア) | ゴルフボール約3~4個分 |
全体染め(ミディアムヘア) | ゴルフボール約4~5個分 |
全体染め(ロングヘア) | ゴルフボール約5~6個分 |
キラリの特徴
白髪用ヘアカラートリートメントムース「キラリ」の一番の特徴は、プッシュ式のムースであることです。ムースにすることで、髪にやさしい成分が髪1本1本を包み込むように染めていきます。そのため、濃く、すばやく染まります。
ただし、髪を脱色して髪の内部に色を入れて染めるヘアカラータイプではありません。徐々に色が定着するタイプです。そのため、色が定着するまでは、何度か続けて使う必要があります。希望の色に染まった後は、1周間に1~2度の使用で、色をキープできます。
独自の浸透成分、「ヘアケアキューブ」が浸透
キラリは、ジアミン系の薬剤は使っていません。独自の毛髪へ浸透する成分、「ヘアケアキューブ」を配合しています。ナノエッグさん独自の毛髪浸透技術で、ヘアケアキューブが髪の表面をおおっているキューティクルへの負担を少なくし、髪の深部まで染料と美容成分の浸透を促します。
天然染料と美容成分が髪を保護し育てる
染料には、クチナシ果実エキスやカンゾウ根エキスなどの植物由来の天然染料を配合しています。また、傷んだ髪を補修する成分や保湿、保護成分として、19種類の美容成分を配合しています。
天然染料や美容成分が、髪の表面の保護と髪の内部へのアプローチを行います。そのため、頭皮をすこやかな環境に整え、髪の根元から毛先までハリのあるみずみずしい髪に育てます。