一般的に白髪染めシャンプーは、10回以上続けて使うことで、白髪を徐々に隠すことができます。しかしグローリン・ワンクロスは、1度目から色づきはじめ、1週間に1度使うだけで、若々しい髪をキープすることができるといいます。
しかも、汚れを落としたり白髪を隠したりするだけでなく、髪の補修をおこない、ツヤやコシのある髪に整える効果が期待できるといいます。
このページでは、本当に1度使うだけで白髪が隠せ、ツヤやコシのある髪に補修されるのか、実際に使って検証します。
このページの目次
使い方
白髪染めシャンプー「グローリン・ワンクロス」の使い方は簡単です。いつものシャンプーのように、グローリン・ワンクロスを使うだけです。
具体的なステップは、以下の通りです。
ステップ1:髪と頭皮をシャワーでしっかり洗います。
ステップ2:シャンプー剤を手に取り、濡れた髪になじませしっかり洗髪します。
ステップ3:シャワーなどで、ヌルつきやお湯の色がなくなるまでしっかりすすぎます。
ステップ4:髪を乾かして終了です。
以上のように、グローリン・ワンクロスは手軽に使うことができます。
では、実際にグローリン・ワンクロスを使って洗髪しつつ、白髪を隠せるか試してみます。
体験レポート
グローリン・ワンクロスを実際にインターネットで注文し、取り寄せてみます。グローリン・ワンクロスの色の種類は、ブラックとブラウンの2色です。今回注文した色は、ブラックです。
届くもの
注文すると、このような箱で届きます。箱を開けると、今回は以下のようなものが入っています。
- グローリン・ワンクロス本体
- マジカル吸水ターバン
- マスク
- あいさつ文
- 説明小冊子
- 毛髪新聞
- 健康長寿のかわら版「食」通信
- ポイント交換カタログ
- ショッピングカタログ
- シミ消しクリームの紹介
- アミノ酸食品の紹介
- 納品書
グローリン・ワンクロスは、「socia」というメーカーの商品です。説明小冊子以外にも、かわら版や独自の新聞を送ってくるなど、頑張りを感じられる印象です。
マジカルターバンは、髪が長い人用に考えられている形をしています。短髪の場合は、普通のタオルのように、使っても良いでしょう。
準備するもの
グローリン・ワンクロスを使うにあたり、特に用意するものはありません。グローリン・ワンクロスは、普段のシャンプーと同じように使うだけで良いため、手袋なども必要ありません。
休日がおすすめな理由
説明書によると、「休日などを目安に使うと良い」と書いてあります。なぜ、休日が良いのかメーカーに問い合わせてみました。
つまり、月曜日でも火曜日でも良いが、使う曜日を決めるために休日を利用すれば、忘れないのではないかということのようです。
シャワーなどで洗髪する
まずは、シャワーなどを使って、髪と頭皮についている1日のホコリやゴミを洗い流します。
実は、髪や頭皮についているホコリやゴミの多くは、シャワーなどで洗うだけで落ちます。お湯のみの洗髪をすることで、ほとんどのホコリやゴミが落ちるため、シャンプーをするときに泡立ちが良くなります。
手に取る
髪と頭皮をしっかりぬらした状態で、グローリン・ワンクロスを手にとります。手に取ると、水のようにシャバシャバしています。
グローリン・ワンクロスは、1本が100ml入りです。メーカーがすすめる使用量は、女性のショートヘアの場合、1本で4回分です。つまり、1回の使用量は、25mlということになります。
しかし一般的に、女性のショートカットよりも、男性の髪型の方が髪の量が少ないことが多いです。そのため、短髪であれば1本で5回、6回と使える予想がたてられます。
とりあえず、25mlのイメージをつかむために、計量カップを使い、水を25ml測ってみました。そして、左手を受け皿のようにして25mlの水を流してみました。
すると、25mlの半分くらいを流したところで、手から水が溢れてしまいます。普段のシャンプーでは、片手から溢れるほどのシャンプー剤を使っていません。水での実験ですが、25mlのシャンプー剤というのは、かなり多めな感じがします。
今回は、普段使っているシャンプー剤と同じくらいの量を使ってみます。使う量のイメージですが、10ml程度ではないかと思います。
洗髪する
手に取ったシャンプー剤をぬれた髪になじませ、洗髪します。
グローリン・ワンクロスは、水のような状態です。そのため、手で泡立ててから使おうとすると、手からこぼれて床に垂れてしまいます。使うときは、手で泡立てずに、直接髪につけてからなじませる方が良いでしょう。
髪や頭皮を洗うときは、ゴシゴシこすらないようにします。指の腹を使って、マッサージするようにもみ洗いします。
特に、刈り上げなどのように髪が短い場合は、こすり洗いしないほうが良いです。短い髪をこするようにゴシゴシ洗うと、髪が生えている方向に逆らうことになります。髪の向きに逆らうと、髪の反発で泡が飛び散るからです。
私は、刈り上げていませんが、それでもゴシゴシとシャンプーをすると、泡が飛び散ってしまいます。
グローリン・ワンクロスは、染める効果もあるため、飛び散った泡を残したままにすると、床や壁、浴槽などに色がついてしまいます。ただし、すぐに洗い流せば色はつきません。念のためシャンプー後は、床はもちろん、壁などの広範囲をシャワーで流すことをおすすめします。
手を洗う
シャンプーをすると、手も多少黒くなります。その場合は、石けんを使って洗うと簡単に色が落ちます。
すすぐ
シャンプーが終わったらすすぎます。すすぐときは、お湯の色が無色透明になるまでしっかりすすぎます。すすぎが不十分な場合、タオルや服などに色がつく可能性があります。
乾かす
すすぎをしっかりした後は、髪を乾かします。普段のタオルでザッとタオルドライしたあと、付属品のマジカル吸水ターバンを使って髪を乾かすと良いです。マジカル吸水ターバンは、普通のタオルよりも水をすいとるため、早めに髪を乾かせます。
ただ、マジカル吸水ターバンは、女性のロングヘアに対応する形をしています。短髪の場合は、形や使い方にこだわらず、普通のタオルのように使っても良いです。
少しゴワゴワ感が残る
グローリン・ワンクロスには、髪の補修をうながす美容成分が配合されています。たとえば、ローズマリーエキスやシルク、ケラチンなどです。これらの成分が、髪の補修をして髪にハリやコシを与えます。そのため、リンスやトリートメントなどをする必要はありません。
しかし、使ってみた個人的な感想としては、髪がパサつき、ゴワゴワ感が残ります。
ただ、髪のパサつきやゴワゴワ感は、白髪染め成分によるものではなく、指どおりをよくするためのシリコンを配合していない無添加シャンプーであるためかと思われます。
1回染めた結果
写真は、グローリン・ワンクロスを1度使ったときの状態です。グローリン・ワンクロスは1週間に1度のペースで使うと良い、といいます。そのため、1度使うだけで、ある程度白髪を隠せると思っていました。しかし、ほとんど染まっていません。
そこで、うまく染まらなかったことをメーカーに伝え、いくつか質問しました。質問と質問に対するメーカーの返答は以下の通りです。
私:「ほとんど染まらなかったのですが、どのような原因が考えられますか」
メーカー:「髪質により、染まりにくい場合があります。キューティクルが揃っていて健康的な髪の人は色付きがよくありません。
また、染まらなかった人の多くは、使う量が少ないです。グローリン・ワンクロス1本は、女性のショートヘアで4回分です。女性のショートヘアより短ければ使う回数は増えますが、それでも、普段のシャンプーよりも多い量を使うことを意識してください」
私:「染まらなかった場合、連続して数回使っても、髪や頭皮に問題ありませんか」
メーカー:「はい、問題ありません。グローリン・ワンクロスは、天然由来の植物エキスを配合しており、髪や頭皮にやさしいシャンプーです。染まりが悪い場合は、2回、3回と繰り返し使ってみてください。
ただ、アレルギー体質の人や敏感肌の人、または、使ってみてかゆみなどが出た場合は、パッチテストをすることをおすすめします」
私:「説明書に、染まりづらいときは、3〜10分間おいてからすすぐとありますが、10分間以上おいてもよいですか」
メーカー:「説明書に書いてあることを守ってください。グローリン・ワンクロスには、洗浄成分が配合されているため、最長時間を10分間とさせていただいております」
メーカーは、私の質問に対して、以上のように答えてくれました。
今回、染まらなかった一番の原因は、使う量が少なかったことのようです。次回以降、使う量を増やし、シャンプー後は、10分間おいてからすすぎます。
2回染めた結果
今回は、1回目に使った量の2倍程度の量を使ってみます。さらによく染めるため、シャンプー後、10分間放置してからすすぎます。
写真のとおり、1回目と比べだいぶ染まりました。やはり、使う量を増やし、10分間放置したことがよかったと思います。
使う量を増やすと、髪に乗っている泡の量も多くなります。その泡を手に取り、生え際にも泡を乗せることができます。そうすることで、生え際までしっかり染められるようになります。
また、手で泡を伸ばすように髪を寝かせるのではなく、髪1本1本の根元まで泡が届くよう、髪を立てるくらいの感覚で使うほうが、しっかり染まるようです。
10分間放置するときは、注意が必要です。ぬれた髪に使うため、シャンプー後の色付きの泡が垂れてきます。アゴや首、背中などに、泡が垂れた後が黒く残ります。髪をすすいだ後は、カラダもしっかり洗いましょう。
また泡は、顔を上げていると目にも入ってきそうになります。放置時間は、泡が目に入らないよう、顔は下を向いたままの方が良いようです。
万が一、泡が目に入った場合は、きれいな水かお湯ですぐにすすいでください。大量に目に入ってしまい、心配な場合は、専門医へ行きましょう。
3回染めた結果
写真でわかるとおり、だいぶ黒く染まりました。ただ実際の色は、写真ほど黒くないように感じます。黒とグレーの間ぐらいでしょうか。それでも使う前に比べ、ほぼ白髪を隠すことができています。このくらい染まれば、良いです。
それから、髪の表面に色をつけて白髪を隠しているため、日を重ねるごとに色落ちしていきます。そのため今後は、1周間に1度、グローリン・ワンクロスを使ってシャンプーする必要があります(個人差はあります)。そうすることで、若々しい髪をキープできます。
3回続けて染めて、気がついたことがあります。使う量を増やして続けて使うと、手を洗っても爪のまわりや爪の中に色が残ります。使う度に、爪のまわりも意識して洗うと良いです。
よく染まる白髪染めシャンプー
このページでは、実際にグローリン・ワンクロスを使って髪を染めてみた経過と結果をお伝えしています。
1回目は使う量が少なかったため、あまり染まりませんでした。しかし2回目以降は、使う量を増やし、10分間放置することで白髪を隠すことができました。
私の経験より、最初は2~3回続けて使うことをおすすめします。続けて使うことで、しっかり白髪を隠せると感じました。
ただ、髪を乾かしたばかりのときは、髪にパサつきやゴワゴワ感を覚えます。サラサラヘアが好みの人は、リンスやトリートメントを使うと良いです。
一般的に、染まりにくいといわれる白髪染めシャンプーにおいて、グローリン・ワンクロスは、比較的よく染まる白髪染めシャンプーといえます。