「白髪は隠したいけど、ジアミン系の薬剤(アレルギーの原因になりやす薬剤)の影響で、頭皮が腫れたりカブレたりすることが怖い」という人がいます。
そして、「白髪染めの影響で、髪が細くなったり薄くなったりすることは避けたい」という人も多くいます。
そのような人には、ヘアマニキュアタイプ(髪の表面に色をつけるタイプ)の白髪染めがお勧めです。
なぜなら、ヘアマニキュアタイプの白髪染めは、ジアミン系の薬剤を使っていないものが多く、アレルギーの心配がほとんどないため。
実際に「アレルギー反応が出ないか」、「白髪の染まり具合はどうか」を調べるために、ヘアマニキュアタイプの白髪染めである「ポーラグローイングショットカラートリートメント」を購入してみました。
グローイングショットカラートリートメントはヘアマニキュアタイプですが、髪の内側と外側の両方から髪を染めます。
そのため、1回の使用で色づきはじめるのです。
しかも、染めるだけでなく、ポーラならではの頭皮や髪の健康を考えた自然成分を配合しているため、白髪を隠しつつ頭皮を健康にし髪にハリとツヤを与えます。
このページでは、購入したグローイングショットカラートリートメントを使って、「上記のようなことが本当なのか」を検証するため実際に白髪染めをしたときの体験をレビューします。
年齢による髪や頭皮のダメージを補修して、白髪をケアし、若々しい自分を取り戻していきましう。
このページの目次
グローイングショットカラートリートメントの特徴
一般的なヘアマニキュアタイプの白髪染めは、白髪の表面に色をつけて白髪を隠します。
しかしグローイングショットヘアカラートリートメントは、大きさの異なる2種類のカラー成分を配合することで、髪の内側と外側の両方から髪を染めるのです。
そのため、ただ表面に色をつけるだけのヘアマニキュアタイプの白髪染めよりしっかり染まります。
1回目の使用時から色づき始め、さらに3~5回(髪質による)使い続けることで、希望の色に近づく白髪染めです。
グローイングショットカラートリートメントは、ポーラならではのスキンケア研究で培われた成分やポーラオリジナル美容成分を配合しています。
その成分によって髪のダメージを補修したり、髪にハリやコシ、頭皮をすこやかな環境に整えたりするのです。
使用方法
グローイングショットカラートリートメントは、お風呂でシャンプー後のトリートメントとして気軽に使えます。
その使い方を3つのステップで紹介します。
ステップ1:シャンプー後、髪全体になじませる
シャンプー後、タオルなどで髪の水気をとります。
次に濡らした手のひらにグローイングショットカラートリートメントを適量とり、髪全体に塗布してよくなじませます。
色がつくまでの待ち時間は5分です。
ただよく染めたい場合は、待ち時間を10~30分に延ばすことをお勧めします。
ヘアキャップなどをかぶったり頭にラップを巻いたりするとトリートメント効果がよく得られ、さらに髪への色づきが良くなります。
ステップ2:よくすすぐ
5分経過後、シャワーなどでよくすすぎます。
すすいだお湯が透明になるまでしっかりすすいでください。
すすぎが不十分の場合、タオルや服、枕などに色がついてしまう可能性があります。
ついてしまった色は取れなくなるのでしっかりすすいでください。
ステップ3:しっかり乾かす
十分すすいだ後、ドライヤーで髪をしっかり乾かします。
すすぎのときと同様、しっかり髪を乾かさなかった場合もタオルや服、枕などに色が移ることがあります。
体験レポート
インターネットを使い、グローイングショットヘアカラートリートメントを購入しました。
そして上記のステップで、実際に白髪を染めてみました。
注文すると届くもの
まず、注文すると届くものを紹介します。
届いた箱には、グローイングショットカラートリートメント本体の他に、ポーラの商品の紹介やシャンプー、コンディショナーとボディシャンプー2種類の小袋がプレゼントとして入っていました。
ただ、注文する時期やポーラの都合などにより、本体以外のものは変更があると思われます。
そのため、ここで紹介したものが必ず入っているとは限らないでしょう。
グローイングショットカラートリートメントが入っている箱を開けると、説明書と使い捨て手袋が入っていました。
ただ、使い捨て手袋は1回分ですので、毎回手袋を使うのであれば買い求めなければなりません。
白髪染めの準備
グローイングショットヘアカラートリートメントを使って白髪染めをするとき、準備するものはヘアキャップです。
ヘアキャップは白髪染めの際、放置時間のときにかぶります。
ヘアキャップをかぶることで、より一層色づきがよくなり、トリートメント効果が得られやすくなります。
しかしヘアキャップは、なくてもかまいません。ある場合は使ったほうが良いです。
今回私は、スーパー袋で代用しました。使い方は後ほど説明します。
グローイングショットヘアカラートリートメントは、シャンプーのあとのトリートメントとして使えるため、準備するものはこれだけです。
まず、シャンプーをします。シャンプーの後、ある程度の水分がなくなるまでタオルで乾かします。
髪になじませる
手のひらに、グローイングショットカラートリートメントを出します。
このとき、乾いた手のひらにグローイングショットカラートリートメントを直接のせると、後から手を洗っても色が落ちにくくなります。
手のひらを充分濡らしてから使いましょう。
私の髪はスポーツ刈りのような短髪でもなく、髪が肩まで届くような長髪でもありません。
一般的な男性の髪の量だと思っています。
そこで、使う量は500円玉くらいの大きさで山盛りに出して髪に付けてみました。
しかしこの量では、髪全体になじませるには少し足りなく感じたため、先ほどよりはすこし少なめの量を手に取り、再度髪全体になじむようにもみ込みました。
これで髪全体にグローイングショットカラートリートメントがいき渡ったようです。
髪になじませた感触は、しっとりしており髪に馴染みやすい印象。
トリートメントの状態はゆるすぎず固すぎず、放置している間も垂れ落ちることはありません。
手についた色は石けんでは落ちにくい
濡らした素手でグローイングショットカラートリートメントを髪全体になじませたあと、両手を見ると手は真っ黒です。
取り扱い説明書には、「石けんですぐ洗えば落ちる」と書いてありますが、実際は、石けんですぐ洗ってもきれいには落ちませんでした。
試しに、台所用洗剤を使って洗ってみるとある程度落ちました。
しかし、爪や爪の周りは落ちません。
手を人前に出す仕事をされる方や手の汚れを気にする方には、素手での使用はお勧めできません。
手袋やクシなどを使うことをお勧めします。
待ち時間は5分~30分
説明書によると、グローイングショットカラートリートメントを髪になじませた後、色がつくまでの待ち時間は5分と書いてあります。
ただし、よく染めたい場合はより時間をおくように説明書に書いてあります。
先ほども述べた通り、放置時間にヘアキャップをかぶったり頭をラップで巻いたりすると、トリートメント効果や色づきがさらに良くなります。
しかし、「ヘアキャップを持っていない」、さらに、「ラップで巻くことも面倒くさい」人もいるでしょう。
そこで、スーパーの袋で代用しました。スーパーの袋を使えば、簡単に代用できます。
しかも使い捨てできます。私個人的には、スーパーの袋もアリです。
代用のやり方は、まずスーパー袋の口元を外側に折り込みます。
続いてスーパーで買い物をした商品を入れる部分を頭の形に整えましょう。
最後にそれをかぶれば、ヘアキャップの代わりになります。
スーパー袋を使うと楽です。試してみてください。
よくすすぐ
放置時間が過ぎたら、シャワーなどでよくすすぎます。
このとき私は、左手でシャワーを持ち右手で髪をすすぎました。
その際すすいだ右手に色が移ります。手についた色がなくなるまでしっかりすすいでください。
使用1回目(放置時間10分)では、期待したほど染まりませんでした。
しかし、多少は白髪が目立たなくなりました。
また、写真ではわかりにくいのですが、グローイングショットカラートリートメントで白髪染めをすると、髪にボリューム感が出てきました。
私の髪は細くハリのない髪ですが、トリートメント効果がすぐにあらわれたようです。
2回目以降も、ほぼ同じやり方で染めました。
1回目と違う点は、1回目では手が汚れたため、2回目以降はクシを買い、グローイングショットカラートリートメントを直接クシにつけて、髪になじませました。
ただし、注意点があります。
カラートリートメントをクシで伸ばさないようにしなければなりません。
伸ばしてしまうと染め上がりにムラができる可能性があるからです。
クシを使うやり方は、手が汚れずに済みました。そのため、それ以降毎回クシを使って染めます。
5回連続で染めました。最初と比べて白髪が隠せています。
完全に真っ黒に染まったわけではありませんが、ここまで染まれば、ほぼ白髪は目立ちません。
一旦染まってしまえば、その後は1周間に1~2回の使用で色をキープできます。
放置時間を30分にすると、1度の使用で白髪を隠せる
5回連続で染めた後、3週間放置してみました。
その結果、再度白髪が目立ってきます。そこでもう一度グローイングショットカラートリートメントを使って染めます。
前述の通り、5回連続で染めた時は放置時間を10分にしましたが、今回は放置時間を30分にしました。
すると、1度の使用でほぼ白髪を隠すことができています。
周りの人に白髪染めをしていることをバレたくない人は徐々に染めればよいと思います。
その場合は、放置時間を5~10分にするとよいでしょう。
一方ですぐに白髪を隠したい人もいると思います。
すぐに白髪を隠したい人には、放置時間を30分にすることをお勧めします。
ただし、30分の放置時間にしても、1度の利用では完全に白髪を隠せるわけではありません。
5種類のセラミド、14種類のアミノ酸により髪を補修
グローイングショットカラートリートメントは、ポーラならではのスキンケア研究で培われた成分を配合しています。
その成分によって髪のダメージを補修したり、髪にハリやコシを与えたりします。
樹皮エキスや高麗人参エキス、3種類のコラーゲンにより頭皮環境を整える
グローイングショットカラートリートメントは、頭皮の状態をすこやかな環境に整えるため、ポーラオリジナル美容成分を配合しています。
そのため、頭皮がうるおい、健康的な頭皮環境に整えられます。
艶やかな黒髪に整える黒米エキス配合
グローイングショットカラートリートメントは、艶やかな黒髪に整えるため、ポーラオリジナル美容成分である黒米エキスを配合しています。
黒米エキスを配合することで、髪にうるおいを与え、艶やかな黒髪に整えます。
黒米エキスとは、その名の通り黒米から抽出したエキスです。
黒米はタンパク質やミネラル、ビタミンを豊富に含んでおり、これらが髪に作用し、きれいな黒髪に修正してくれます。
また、ポーラの報告によると、白髪染めの改善も期待できるようです。
白髪改善素材『加水分解黒米エキス』の開発
ポーラ化成工業株式会社は、TGF-β1(退行期~休止期への誘導剤)を用いて擬似的に退行期~休 止期状態にある毛乳頭細胞を構築しました。本実験系を用いて素材スクリーニングを実施した結果、加水 分解黒米エキスを添加することで濃度依存的に SCF 産生促進効果を持つことを見出しました(次ページ 図2)。退行期~休止期に SCF 産生促進を行うことは、休止期後にあたる成長期初期の SCF 産生促進に つながると考えられます。 以上の結果より、加水分解黒米エキスが休止期にある毛乳頭細胞のSCF産生を促進し、成長期初期のメ ラノサイトの移動を促すことが可能になると考えられ、白髪の改善が期待されます。
【「メラノサイト移動誘導因子」の産生促進効果を持つ『加水分解黒米エキス』を開発 】より引用
要約すると、黒髪を生成するために必要な色素を作り出すメラノサイトが、髪が生まれる元になっている細胞の近くへ移動するのを、黒米エキスが助ける、ということです。
つまり、黒髪が作られやすくなるということになります。
したがって、白髪を改善できるかもしれないという話です。
白髪を隠せ、髪にハリやツヤを与えてくれる
グローイングショットヘアカラートリートメントはヘアマニキュアタイプの白髪染めのため、白髪を完全に黒髪に染めることはできません。
しかし、白髪は充分隠せると判断できます。
また、髪にボリューム感が得られ、髪がフサフサした印象になります。
そのため、実年齢よりも若く見られる可能性があります。
私もグローイングショットヘアカラートリートメントを使ったとき、「そんな歳に見えない」と評判でした。
さらに私の場合は、アレルギー反応がありませんでした。
そのためグローイングショットヘアカラートリートメントは、アレルギーが少なくほぼ白髪を隠すことができ、さらに髪にハリやツヤを与えてくれるお勧めの白髪染めといえます。
年齢による髪や頭皮のダメージを補修して、白髪をケアし、若々しい自分を取り戻していきましう。
香り | シトラスを効かせたスパイシーフローラル |
---|---|
放置時間 | 5分程度 (しっかり染めたい場合は、より時間をおく) |
色持ち | 1週間程度 (毎日のシャンプーで少しずつ色落ちする) |
使用量目安 | ショート大さじ1杯 セミロング大さじ2杯 ロング大さじ3杯 |
色の種類 | ブラック ブラウン |
内容量 | 200g |
価格 | 3190円(税込み) |
送料 | 無料 |