髪をいたわりながら白髪を染めるという、ヘアマニキュアタイプ (髪の表面に色をつけて白髪を隠す)の白髪染め、「ブローネヘアマニキュア」。
ブローネヘアマニキュアは、本体にクシがついていて、ワンプッシュで使える泡タイプの白髪染めです。色持ちも3週間あるようです。
使いやすくて1度で染まり、色持ちが3週間あるとは、うれしいです。
近くのイオン系列のお店で市販のブローネヘアマニキュアを購入したので、実際に染めてみて、その結果を報告します。
このページの目次
体験レポート
ブローネヘアマニキュアには、「ライトブラウン」、「ブラウン」、「ダークブラウン」、「ナチュラルブラック」の4種類の色があります。今回は、ナチュラルブラックで髪をそめてみます。
箱に入っているもの
箱を開けると以下のような物が入っています。
- 本体
- クシ部
- 手袋
- 生え際用クシ
- リムーバー
- 使用説明書
説明書には、地肌に色をつけないために「水をはじくクリームを顔まわり、首、耳や耳の裏側などにたっぷりと厚めにぬる」とありますが、水をはじくクリームは箱の中に入っていません。自分で用意する必要があるようです。
自分で準備するもの
髪を染めるとき、購入した物のほかに準備するものがあります。以下の物があると便利です。
- 汚れても良いタオル・衣服
- ティッシュ(地肌に色がついたときに拭き取るため)
- 敷くもの(新聞紙など)
- 水をはじくクリーム(ハンドクリームなど)
- シャンプー・リンス
地肌に色がついてしまった場合、すぐに拭き取ることが大切で。しかし、ティッシュを使ってゴシゴシこすらないようにします。やさしく拭き取っても色が残る場合は、付属のリムーバーを使って拭き取ります。
使う前の準備
ブローネヘアマニキュアは、乾いた髪に使います。濡れた髪に使うと色落ちしてしまうためです。
ただ、髪に汚れや脂がついていると色付きが悪くなります。シャンプーをしてから時間がたっていたり、髪に整髪料がついていたりする場合は、1度シャンプーをしてドライヤーを使ってしっかり髪を乾かしてから染めます。
それから、髪の生え際に水をはじくクリームを塗ると良いです。地肌に色がつくことを防ぐためです。ニベアなどのハンドクリームがあれば良いです。
さらに手袋をします。生え際や耳と同様に、手にも色がつきやすいからです。付属の手袋は、男の私でも使える大きさだったため、そのまま使います。
塗布するときの注意点
塗布するとき、泡を出しすぎないよう注意します。一度に多くの泡を出してしまうと、たれ落ちたり地肌に付いたりする可能性があります。ボタンを押している間、泡は出続けるため、加減をしながら調整します。
また、本体を傾けたままボタンを押すと、泡が出ずガスだけが出てしまいます。ボタンを押すときは、本体をまっすぐにしたままボタンを押します。
また、クシを髪に入れた状態で泡を出してはいけません。目で確認できない状態で泡を出すと泡を出しすぎる可能性があるからです。
さらに、泡が頭皮につかないように塗布することも大切です。頭皮についた色は落ちにくいです。クシは、寝かさず立てたままで使うと頭皮につきにくいです。
髪の生え際など、頭皮についた色が目立ってしまう場所に色がついてしまうと、何日もの間色が残ったままになります。つまり、色がついた状態で人と接する日々を過ごすことになります。注意しましょう。
塗布する
まず塗布する前に、本体を上下に20回以上振ります。ガスだけが出ることを防ぐためです。
そして先ほどお伝えしたとおり、塗布するときは、泡を出しすぎずに塗布します。髪をとかすように塗布していきますが、同じ方向ばかりから塗布せず、 上から下へ塗布した後は下から上へ塗布したり、斜めや横から塗布したりするとまんべんなく塗布できます。
ただ、泡がシャバシャバしているため、髪が生えている方向へ逆らって塗布すると泡が弾け飛びます。私が実際にやってみたところ、首や肩周りから胸にかけて点々と飛び散ってしまいました(後でリムーバーを使って色を落とすことができましたが)。
髪が生えている方向へ逆らって塗布するときは、泡が飛び散らないようゆっくり塗布しましょう。
また、もみあげや髪の生え際などを塗布するときは、付属の生え際用のクシを使うと良いです。ボタンを押して本体に取り付けたクシに泡を出し、出した泡を生え際用のクシで少量ずつすくい取り、もみあげなどに塗布するときれいに塗れます。
放置する
髪全体に塗布したらそのまま放置します。放置時間は、15分くらいです。
放置している間に、手や地肌などに色がついていないか、鏡を見て確認します。もし色が付いていた場合は、付属のリムーバーを使って色を落とします。
すすぐ
放置時間が過ぎたら、シャワーを使って流し湯ですすぎます。すすぐときも、塗布するときと同様に手袋をしたまますすぎます。手袋をしないですすぐと手に色がついてしまうためです。
また、お湯の色が透明になるまでしっかりすすぐことも大切です。すすぎが甘いと衣類などに色移りします。
シャンプー・リンスをする
すすぎが終わったら、シャンプーをします。シャンプーは、いつもよりもしっかりめに2回します。シャンプーの泡が黒いようであれば、再度シャンプーをします。
また、頭皮に泡の成分が残ってしまわないように、頭皮もしっかり洗います。
シャンプーの後は、リンスで髪を整えます。
乾かす
シャンプーをしリンスを流した後は、髪をしっかり乾かします。タオルドライで終わりにせず、ドライヤーを使ってしっかり乾かします。
しっかり乾かさずに放置すると色落ちする可能性があります。そのまま寝てしまうと衣服や枕を汚してしまう原因となります。
髪はドライヤーを使ってしっかり乾かしましょう。
1回染めた結果
写真のとおり、一度で白髪を隠すことができました。ただ、ナチュラルブラックで染めたはずですが、ブラックというよりはダークブラウンのような色になっています。
もしかしたら、前回使った白髪染めの色がダークブラウンで、日がたつにつれ色落ちし、髪の色がかなり明るいブラウンになっていたことが原因かもしれません。
ナチュラルブラックで染めたにも関わらずダークブラウンのような色に染まった理由は、はっきり分かりませんが、黒色に染めたかったため、希望通りの色にならなかったことは残念です。
泡が飛び散る
先ほどお伝えしたとおり、塗布するときに、首や肩周り、胸へかけて、広範囲に泡が飛び散ります。そのため、飛び散らないように注意を払いながらゆっくりと塗布することをおすすめします。
今回は、暗めの色の床の上で塗布したため、床への汚れは目立ちませんでしたが、おそらく、床へも泡は飛び散っていると思われます。
塗布するときは、 床の汚れを防ぐため、広い範囲に新聞紙などを敷きましょう。
頭皮がヒリヒリする
白髪染めの成分が、自分に合うかどうかは個人差があります。そのため、一概にはいえませんが、私が使ってみた場合は、頭皮が少しだけヒリヒリしました。
ブローネヘアマニキュアは、ジアミン系の成分を配合していませんが、配合されている何かの成分が、私には合わなかったのかもしれません。
アレルギー体質の人や敏感肌の人は、使う前にパッチテストをおすすめします。
一人で鏡を見ながらきれいに染めるのは少し難しい
このページではブローネヘアマニキュアを使って白髪染めをしてみた結果をお伝えしています。
染めた結果は、一度でほぼ白髪を隠すことができました。ただ、髪の色が黒にならなかったことは残念です。
また、泡がシャバシャバしているため、塗布するときに泡が飛び散ることも確認できました。飛び散った泡で色がついてしまった場合、後から色を落とすことは困難です。そのため、塗布するときは泡が飛び散らないように注意する必要があります。
さらに私の場合は、頭皮が少しだけヒリヒリしました。安全性が高い白髪染めであっても、アレルギー体質の人や敏感肌の人は、パッチテストをしてから使うことをおすすめします。
自宅で自分で白髪染めをするとき、一度で白髪を隠せるヘアマニキュアタイプの白髪染めは便利ですが、地肌や頭皮へ色がつく可能性が高いため、十分注意をする必要があります。今回のブローネヘアマニキュアは、泡がシャバシャバしているため、特に泡の飛び散りが気になりました。
ブローネヘアマニキュアを使って、一人で鏡を見ながら白髪染めをすることは、少し難しいように感じます。
40代、50代の男性が自宅で一人で白髪染めをするには、クリームが頭皮へついても心配が少ない、トリートメントタイプの白髪染めをおすすめします。
トリートメントタイプの白髪染めは、白髪を隠すだけでなく、髪や頭皮にやさしい植物由来の成分がたくさん入っています。そのため、頭皮環境を整えたり髪に潤いを与えたりします。
髪の将来のことを考える40代、50代の男性には、髪や頭皮にやさしいトリートメントタイプの白髪染めをおすすめします。